「マニキュアって塗ったことあるわ~」

「え~すごい~」

「でもリップは~もっとるし~ちょっとピンク~(薬用)」


という集いの中で
わたしは
ジュースをコップに注いで出して
お菓子をお皿に入れて出す係


背伸び集団たちが
ペチャクチャして今日の学校での面白ばなしを繰り広げる(そんに面白くないけど彼女らは爆笑)
いきなりシール交換がはじまる
スペシャルなシールを誰かがもっとったらそれをみんなで誉めちぎる
なんだこの集団


「○○は▲▲が好きなんやってー」

「うそー」


という
ちょっとレベルの高い話もませた女子からたまに出る


うちの娘さんも
一期一会~スキの気持ち~
みたいな
学校で流行ってるらしい
おませな本を借りてくる

ちゃおも欲しがる(完全に付録狙い)


女子な年頃ね


ある日
いきなり聞いてきた

「なぁ、ママ、ヤキモチやくって何?」


おっ
この手の話がきたか

恋愛の先輩としては
よきアドバイスをせねば


「ヤキモチってゆうのは、例えば、好きな人が自分以外の女の子と楽しそうに喋っとんのを見たとき、なんか胸がモヤモヤするーって気持ちを、ヤキモチをやくってゆうんやよ」


「ふーん、うらやましいってこと?」

「いや、うらやましいってよりは、なんか胸がモヤモヤして気持ちがイガイガとして…」


娘さん分かったのか
あぁ~あぁ とかうなずいたり
分からんと、もうめんどくさいのか微妙


そしたら

「そういえばさ、タコ焼きも、やくよな」

「え?あぁ、そやな」

「タコ焼きは、丸い穴あいた機械でやくよな、こうやってクルッてひっくりかえすよな」

「まぁ、そやけど」

「ママはさ、初めは絶対失敗するよな!」

「あぁ、、ああゆうのは二回目が一番うまくいくんさ…」


娘さんは
もうタコ焼きの話しかしない

最後は、
日曜の昼タコ焼きしよに
って言いよった


なんぞ!

女子の道はまだ遠い!
いつからだろう
心の底からこの日が嬉しいと感じるようになったのは

自分の誕生日より
こんなにわくわくしだしたのは
いつからか

産まれたときはそうじゃなかった
その翌年も
その翌々年も
嬉しかったけど
小さかった体が目に見えて大きくなって
そんな成長を確認できる日がたしかにすごく嬉しかったけど

ありがとうと
改めて思える日ではあったけど


それとは違ったわくわく感がたしかにある

今年はさらに増えた
来年はもっと増えるのか

朝から

おめでとう

とか何回か言って

もう九歳すごいね

とかも何回も言って

ありがとう
産まれてくれて出会ってくれて毎日当たり前のようにこんな幸せをくれてありがとう
喜びとか痛みとか楽しさとか悲しみとか分け合わせてくれてありがとう

毎年思うこの気持ちは
やっぱり今年も思う

でもさらに
いつからか違った形の感情が増える
今年はまたさらに強くなる


今日は学校でみんなにおめでとうて言ってもらうんかな

誰に言ってもらうんかな

できることなら
学校の生徒全員からおめでとうと言ってあげて欲しい

先生、大きな声で言ってあげて欲しい

でも誕生日の日ってなんかドキドキして一日中、とくに誕生日の一日が始まった前半の午前中なんかは超嬉しいんやろで
今日が終わらんだらいいのに
それが無理ならいつもより時の流れを遅くして

本当なら
一個じゃなくて
欲しいもの10個、いや100個でも買ってあげたかったな

本当なら
クリーム嫌いやし家族が食べ切れるかとかチラチラ考えやんと
芸能人の誕生日ケーキみたいな長方形のどでかいやつ買ってあげたかったな


許されるなら
家の前の道沿いに
今日は誕生日なので娘を見たらおめでとうといってあげよう
とゆう旗でも立てたい

昔わたしは
プレゼントが貰えるから
誕生日は嬉しかったけど

親の気持ち子知らず
子の気持ち親知らず?

とはこうゆうことか


アカデミー賞授賞式なら
本格的に助演女優賞をもらえそうになってきた


生きとるだけで
元気なだけで
それだけで良かったけど


たしかにそれは
変わらん不動のものとなっとるけど

小さいときは
彼女が進む道から
あぶないものを取り除いて
彼女の心が傷ついてしまわんように
護衛班として動いとったけど

今は
彼女の進む道にあるあぶないもので怪我をしたときのために
いつも救急箱を持って待ってたい
もしも彼女の心が傷ついて帰ってきたら
両手いっぱいにぎゅっと抱きしめてあげたい
彼女の道を本人よりもわくわくしながら見つめたい


そんな救護班にまわることにした


わたしが知らんとこでも
いつも笑っていますように
昼ご飯は、いつも
おっさんとおばちゃんと三人

自分ちの料理屋のまかないを食べて、そのままおっさんはだいたい寝て
わたしは本読むか携帯さわるかしてゴロゴロ

おばちゃんはだいたい喋りかけてくるか、喋り相手が両方寝たら何もしやんとボーっとお茶飲むか

そしたら最近
おばちゃんも本持ってきて読んどるみたい

文庫本サイズの

いつも途中みたいで
栞をぬいて読みはじめる

何の本やろって
一瞬思ったけど

どうせ小説やろっと思っとった


今日の昼も持ってきとった


今日はおばちゃんと二人やって
食べ終わってお互い読みはじめたら

店に
めっちゃ懐かしい昔料理屋で働いとったおばあちゃんが食べにきた

おばちゃんとおばあちゃん仲良しやったから
七年ぶりぐらいの再会に大興奮

「おばちゃん!」
「おばあちゃん!」

とは呼び合ってないけど

わたしのことも懐かしんでくれて
チャキチャキしてめっちゃ面白かったおばあちゃんが、
もう86歳になってだいぶヨボヨボしとった
でも
喋っとったら救急車のピーポーピーポーが鳴ってきて

おばあちゃんすかさず
「お迎えきた、な、お迎えきた」

得意げ

おー変わってないー

運よくもっかい鳴って

「ほら迎えにきたわさ、ほら、お迎え」

もーなんなん 笑



そのあと会社もどって、

おばちゃん3時上がり

お疲れー

で4時頃ふと気づくと
おばちゃんの本、置きっぱなし

どんなん読んどんやろ
って
表紙見たら

「ブッダの言葉~人生をかえれるチャンス!~」

とゆうような本でした


もーなんなん 笑