ボストン観光一日目の夜。

3月下旬の金曜の夜は、Boston Opera Houseで、Boston Balletのシンデレラの公演のチケットを取っている。19:30開演。

アメリカでバレエを観るって、服装はどうしようと気になったけれど、出張で地味な普段着しか持ってきていないのでとりあえず、リュックをしょってその恰好で行く。周りは、肩を出したイブニングドレスの人や、それなりにドレスアップしている人が多かった。子供たちはディズニーランドから出てきたようなお姫様ワンピースの子も多い。欧米の子はこういうのが似合ってすごくかわいい。

 

実は、入場時ひと悶着あった。リュックが大きいので、クロークで預けるように言われた。と言ってもほかのバッグはエコバッグしかなくて、それにお財布や水など入れ替えて入ろうとしたら、そのエコバッグも大きいからダメと言われる。そうするとお財布むき出しで持てということ?!と思って、そうすると貴重品も預けなくていけないが、それは無理、エコバッグだから折りたたんだら小さいのにダメなのか?とがんばって主張してみた。そうしたら、それなら折りたたんで小さくして持ってということで荷物は持って入れた。周りをよく見ると確かに小さいバッグで来ている人が多く、ただ、大きめのお仕事バッグのようなショルダーバッグの人もいて、私のエコバッグよりずっと大きい。結局、おしゃれバッグの体裁だったら良かったのかも。荷物の持ち込みは日本より厳しかった。

 

席は前から3列目。このクラスだと本当は300ドルくらいするのだが、この劇場は、1-2週間前から売れ残っている席が安く出て来て、今回は70ドルで購入できた。もっと直前になると25ドルくらいのものまで出ていたので、かなりお得。その代わり、連番ではなく、両側が埋まって一つだけ空いた席になる。私はいずれにしろ一人だったので、これは本当に助かった。

劇場も素敵で、お城のようで、赤が基調で、映画に出てきそうな内装。こういう場所ならイブニングドレスも似合うおねがい

 

シンデレラ役は、韓国人のダンサーで、意地悪な姉たちは、なんと男性ダンサーがコミカルにやっていた。全体にコミカルな部分も多くて楽しい。特に良かったのは、上の姉役のダンサー(Paul Craig)。

主役のJi Young Chaeは、きゃしゃで可憐でシンデレラらしいシンデレラだった。特に好きだったのは、妖精のGodmother役のMaria Alvarez。何が違うのか分からないけれど動きが滑らかで、ほかの人の踊りよりも目を引いた。日本人ダンサーもChisako Ogaが出ていた。

 

始まる前に隣の一人で来ている女性が話しかけてくれた。ただ、私はそれほど英語が流暢でなく、あまり上手におしゃべりできなくて申し訳なかったな。やや遠くから、車で2-3時間かけて来ているそうで、遅くならない為にか、3幕の前で帰ってしまった。

 

 

これは最後のカーテンコール。上映中はもちろん撮影NGだが、この時だけは撮影しても良い雰囲気だった。