イイノホールで、初めての神田伯山ニコニコ。ラジオはずっと聴いていて、YouTubeの講談もいくつか見て、いつか生で聞きたいな、と思っていてようやく実現。

今回は、白石加代子さんとのコラボということで、かなり前に彼女の一人芝居を観に行って、あまりのつまらなさにお芝居の途中で席を立って帰ってしまった記憶がある。今回はそんな彼女とのコラボで、果たして面白いかどうか不安に思いながら行ってみる。

伯山さんは、さすがの声量と、最初のおしゃべりも面白い。ラジオで話す内容と似ている。メリハリがあって、出番はやや少なかったが迫力を感じられてとても良かったウインク

白石加代子さんは、朗読と少しお芝居も入っていて、普通に良かった。

邦楽コラボの方は、なかなか普段見ることのないもので、新鮮だったけれど、独特の節回しなので、お芝居の流れを話していると思ったけど、聞き取れず。笑い屋の重藤さんも出ていたとのことで、本業はすごいんだねニヤリ

お話自体も後半はハラハラドキドキで盛り上がる。あっと言う間の2時間。

脚本は夢枕獏ということで、この日は客席に来ていた。お話の最後は、死んでしまうのではなく、生きていたという結末になればもっといい後味になりそうなんだけど、そこはそういう物語だから仕方がないかショボーン

 

この舞台としては1日だけのようで、なんだかもったいない気がする。

 

イイノホールは座席も広くて快適だったウインク

 

この舞台の後で、伯山さんがラジオでいろいろコメントしていたのがすごく参考になった。私は邦楽や文楽などの知識はほとんどなかったので、なぜ右近さんに糸がつながれている演出だったのかようやくわかった。右近さんがそういうことをやるというのも非常に貴重な見ものだったようだ。そういう部分もパンフレットで解説されていたようで、それだったら、買っておけば良かったな。もっと売り場でそういう宣伝をすればいいのに、と思う。パンフレットすごく売れ残ったようなので、どこかで入手できるなら買っておきたいな。

ラジオでは、白石さんが出ると、客席の空気が変わったとか話していたが、全くそんな風には感じなかった・・・えー。私が最初からちょっと懐疑的に見ていたからかもしれないけれど、演者さんなら感じるのかな。

 

客席も、業界の方なのかと思うようなきれいに着飾った方々も多く、普段、舞台を観に行っているのとはまた違う雰囲気だった。帰りに、伯山さんの奥様がドアのところに立っていらして、メディアではお見掛けしたことがあったけれど、思ったより普通な感じの方なんだな、と思った。