4月から近所の坂の上の公園まで歩くことを続けているが、もう少し負荷のあるトレーニングをした方がいいのかな、と考えて、リュックに水などを入れて、5キロにしたものを背負って、公園まで行くことした。これを5月中旬から試している。実際のリュックの重さがどのくらいになるのかよく分からないけれど、レインウェアとか登山ポールとかあると、5キロくらいになるのかもしれない。これで高所を歩くので、果たして私の体力で大丈夫なのか、やっぱり不安がある。

 

6月初旬の曇りの平日、次の低山、箱根の金時山(1,212m)に登ってみた。この時期は雨が多く、前の週から微妙な空模様が続いている。雨予報は出ていても実際降っている時間は少ない日が多く、この日も夕方から雨の予報。おかげで気温はそれほど高くなく助かった。

 

金時山はアクセスが不便で、結局、新宿から出ている、小田急の高速バスで行った。平日でバスもガラガラで、登山口入口のバス停で降りたのは私一人。矢倉沢峠経由のコース。登山口をようやく見つけて、そしてトイレは見当たらず、とりあえずそのまま登ることに(結局頂上までトイレはなかった)。金時山は、金太郎伝説のある山である。早速、「クマに注意」の看板びっくり。確かに、「くーまにまたがりお馬のけいこ」って歌にあるもんねプンプン。歩き始めて30分くらい誰にも出会わず、熊に出会ったらどうしようと不安に思いながら歩き続ける。やっぱり平日だし、メジャーな山でないから、誰も平日に来ないのかな、と思いながら歩き続ける。道は、やや険しいところはあるけれど、前回の大山に比べたら歩きやすい。矢倉沢峠に近づくと、ほかの登山客もちらほら見かけるようになって一安心。頂上の最後20分と書いてあるところがきつかった。30分以上かかった気がする。結局、登りは1.5時間くらい。残念なことに登ったら霧がかかっていて、まじかに見えるという富士山は全く見えずチーン。風も強く、気温もやや低め。頂上の茶屋で、しめじのお味噌汁を頂く。持参してきたおにぎりも店内で食べて良いとのことで、一服。お店の女性は親しみやすい雰囲気。奥で調理担当がもう一人いる。

トイレは、バイオトイレということで、排泄物やペーパーは自然分解するようになっているらしい。そのせいか、匂いはあまりきつくない。100円払って入るシステム。手洗いの流しはない。

 

景色も見えないし、食事も終わったので、早々に下ることに。やっぱり膝を考えて、ゆっくりペースで下る。周りの人には追い越してもらう。途中、アメリカ人の男性二人が登ってきて、一人はなんと、サンダル履きびっくり。そんな靴でよく登れるなぁ。ほかの山でも欧米人は軽装の人が多い。登山していると、面白い人に時々出会うニヤリ。60代位の男性で、白い短パン姿。しかも短い一部丈。なぜ登山に白い短パンだったのかな。草花を観察しながら歩いていて一度何かの花を教えてもらった。本当はこういう風に人とのふれあいをもっとしながら歩けるといいんだけど、次はもっと自分から話しかけてみようかと思う。

 

高尾山や大山に比べると人は少なくて、途中、前後に誰もいない時間が多く、怖いような、ほっとするような。高い木々に囲まれて、しばらく目をつむって周りの音を聞いていると、自分が周りと同化していくような感覚になる。今は、トレーニングの意味の登山だけど、富士登山の目的が果たせたら、もっと周りの景色を楽しむ登山をしてみようかと思う。

 

下りは公時神社経由の道で。神社は新しく簡素な造り。社務所で、ご朱印を頂いて、ついでに、お茶まで出して頂いたニコニコ

 

10時くらいから登り始めて、下山したのが、1時頃。前回の大山がきつすぎたので、あっさり終わりすぎて、やや物足りない感じもあったけれど、無事、熊にも遭わず下山できたので良かったニコニコ