長年行ってみたかったダイアログインザダークに行ってみた。ずっと気になっていたけど、この手のものはだいたい一人で行く私だが、果たして、一人で行って場違いでないか考えていて、なかなか行動に起こせなかった。

 

平日の夕方の部、神宮外苑の会場で90分の体験をしてきた。その会はあと3人参加者がいて、若いカップルと、一人参加の若い男性。恐らく、私一人、かなり年上の感じ。

ガイドは20代かな?と思う男性。落ち着いた感じの話し方でよかった照れ

最初、それぞれニックネームをつけましょう、といことで、正直、ちょっと苦手な感じ。でも、後でこれは絶対必要だったことが分かる。

会場へは裸足ということで、最初に薄暗がりで説明を受けて、そして真っ暗に。100%の暗闇とのことで、目が慣れるということがない。最初は砂利道で足の裏の感覚を体験。それほど広い会場ではないようだが、何せ全く見えないので、怖い怖い。途中、隣の方の肩に手を置いたり、手をつないだり。他人と手をつなぐことなんて長いことなかったので、ちょっとドキドキニヤリ。水に触れたり、足湯をしたり、飲み物を当てるとか、90分はあっと言う間。暗闇で歩くのがどんなに怖いか、皆がどっちにいるのか分からないことがどんなに不安か、いろいろな気持ちに気づく。

 

暗闇で、私はずっと不安で、早く終わらせたい気持ちと、次はどんな体験があるんだろうという気持ちと半々だった。ガイドの方は目の不自由な方のようだけど、暗闇では、皆の位置もかなり正確に把握されていて、頼もしい存在。もしかしたら、赤外線眼鏡とかで見えているんじゃない?と疑ったくらいニヤニヤ。この空間では、皆が、「動きます」とか「今、〇〇がある辺りです」とか声を掛け合うけど、現実の世界では誰もそんなこと言わないわけで、その中に自分だけ暗闇にいるというのはとても怖くて、不便なことというのが少し想像できた気がする。

 

趣向を変えながら長年続いているようだけど、また来るかというとちょっと分からない。エンターテイメントみたいに考えてはいけないような気もするし、ただ、これに行くことで、お金を使うことで、そこで働く人の力になれるという意味では行ってもいいのかな。

 

でも、皆、一度は経験してみると良いと思う。

一人での参加は、場違いな感じはなかったけど、ほかにどういう参加者がいるのかによるかな。今回はたまたま一人参加の人がもう一人いたので良かったけど、カップルばっかりの中や、家族参加の中で、自分だけ一人参加だと、居心地に影響があるかも。