あるラジオ番組で見ごたえがあると紹介されていて11月の祝日、行ってみました。
桜新町にあります。
美術館と記念館に分かれていて、美術館は、長谷川町子さんとお姉さんが収集した美術品の展示です。
誰の作かというより、見てピンと来たものを買っていったようです。写実的な絵画が多く、お花や果物はそこにあるかのようなものが多く、楽しめました。山中雅彦さん、青木敏郎さんの絵など私も好きです。
記念館の方には過去の作品など展示されています。
私自身は、子供の頃サザエさんのアニメを見ていたくらいの思い出しかありませんが、改めて、1970年代に描かれた「サザエさんうちあけ話」は、今読むと驚きの内容もありました。戦後、町子さんがお姉さんと家にいると進駐軍のアメリカ人達が家のドアをドンドン叩いて、町子さんが思い切って出ていくと、子供だと思われてお菓子をくれたエピソードなど(結局、お酒が飲める場所を探していたようです)。
連載で作品を出し続けるストレスは相当なものだったようで、胃がんにもなってしまったようです。そんなことも、漫画でユーモアを入れて描いています。
お父さんが早く亡くなって、一家はいろんな苦労があったようですが、皆タフに生きてきたのが分かります。
サザエさんの家のジオラマが置いてあって、意外に大きな家だということが分かりました。当時の部屋の再現も、小物もこだわっていて面白い展示です。
カフェでは、イラスト入りのカップでコーヒーが飲めます