ギャップタームの過ごし方 | ブラウンの熊たち

ブラウンの熊たち

ブラウン大学在学中の日本人学生(熊たち)がブラウン大学のクレイジーな日常生活をあなたに届けるぜ!

6ヶ月間、自由に使っていいよ

さあどうぞ。

  

と言われたとき人は何をするのでしょうか。

  

旅に出る、バイトをする、映画を見まくる…

どう時間を使うかで性格出ますよね、きっと。

   

私は日本の高校に通っていたので

卒業する3月から大学に入学する8月末までの半年間、暇でした。

いわゆるギャップタームですね。ギャップの期間でギャップターム。

  

私はというとその期間、大学の授業に潜り込んだり、ボランティアしたり。

教えるのがすごく苦手だと知りつつ塾の講師をやったら、

本当に嫌いだと気付いて数週間で辞めたり:D

    

いろーんなことをしましたが

中でも印象的だったベスト3を紹介します。そうします。

  

   

 3位

外資系コンサルタントのサマーインターン(2日間)

まあ無理だろうと思いながら一次試験を受けたら通ってしまいました。

  

参加者はほぼ東大生。ほぼ男性。そしてほぼ大学3年生か大学院生。

多様性はどこにいった、という世界です。

「筆記テストだけでとるとほぼ東大生になっちゃうんだよね」らしいです。

   

インターン中、森タワーのうんじゅう何階にあるオフィスから六本木を見下ろし、

数分の距離をタクシーで移動し、

麻布十番にてごちそうになったフレンチのフルコースで、三大珍味のうち2つを目の前にし、私の出した結論は
  
 

コンサルタント楽しそうだけど

こういう働き方は別に好きじゃないな、でした。

  
 

森タワーのエスカレーター前でIDカードをピッとかざしてウィーンとドアが開くのはめちゃくちゃかっこよかったけれども、2日目になってしまえばもう感動はありゃせんでした。

 

もらった物シリーズ



この違和感はなんだ、なんなんだ。

  

それは「ワークライフバランス?そんなものは無いよ」という
ばりばり仕事できそうな、独身女性社員の話を聞いたからかもしれないし

夜10時頃、帰宅する時、電車の窓に映る自分の疲れきった顔を見たからかもしれない。

   

   

他にも大手の新聞社でインターンという名の雑用をしました。

ここでもピってやるだけで開く自動ドアはやっぱりかっこ良かったけど、

この職場で働きたい!!とは到底思えませんでした。

   

  

なーんか結局わたしは「六本木でインターンしちゃっている自分」とか

「大手町で、ビルに囲まれてすたすた歩いちゃってる自分」に惹かれていただけ。

中身は空っぽ。

なんもない。
 
と気付いてしまいました。あれま。

   

2位

旅館の住み込みバイト

  

10日間だけ、日光の旅館でバイト。
ダニがいそうな社員寮に泊まりました。というか多分いました、ダニ。

 
最も印象的だったのは

すごく人気の旅館なのに働いてみて分かる、ずさんな経営....

 
経営者がバイトを募集しすぎたせいで、毎日1時間くらい何もしなくも良い時間があったり。(まあ働かずに給料がもらえるのでいいんだけれども。)

突然「うん、明日は働かなくていいよ」って言われたり。

いやー短期の住み込みバイトで休みをもらうことほど辛いものは無いっす。

 

それよりなにより

そこの旅館で初めて私はお皿を洗うという経験をし、布団のたたみ方を学びました。

  

し、色んな人と会いました。

狭くて汚い厨房で、従業員に「まずいんだよ」と悪口を言われながら
油っぽいまかない料理を作り続ける腰の曲がった料理人。

 
さっきまで料理人の悪口を言っていたくせに、英語の出来る私には「外国人のお客さんが来るとき、助かるわ。内緒だよ」と売店のチョコレートをくれる副支配人。

  
  

トイレ掃除を一緒にしたおっちゃんには「君だったら将来こんな仕事は一生しないだろうね」と言われた。 
 

自分でもそう思ってしまった。そうだろうなぁ、と。
頭は全く使わない。ただスプレーをして、表面を拭いて、「抗菌済み」の紙を便器にはさむだけ。現に数日前に来たバイトにだって出来てしまう。
   
  

一緒にこっそり天ぷらをつまみ食いした、同い年の正社員もそう。

高校を卒業してそのまま働くという進路があるんだ、と初めて気付かされた。

 

こんな世界があったんだ。
 
 
知っていたつもりだったけどその現実はすごく驚きで、すごく刺激的だった。

六本木とはまた違った世界を垣間見た気がした。

  

   

1位

出版・編集プロダクションでバイト & ラジオパーソナリティのインターン

 

週に1度、仕事の前にダーツをやって社員に景品を配ったり、ヨガをやったりしている会社。

一言で言ってしまえばよく分からん会社だったのですが、

  

たかがバイトに対してすんごく丁寧に教えてくれる。

会社のイベントに呼んでくれる。

なにより社長がぶっ飛んでて面白い。

  

こんな職場もあるんだなと良い経験になりました。

 

ちなみに新刊を紹介する動画がYoutubeに何個かアップロードされていまっす。

ぐだぐだな司会っぷりに注目!! (^ω^)ノ

最初の1分だけでもどうぞー。

 
 


 
ラジオのインターンは

FMの番組で「なんだかすごい学生」を紹介するというコーナーをやっていました。

キャスティングから打ち合わせ、台本作りからパーソナリティまで全部自分たちでやんなきゃいけないのですが、

同い年で色んな面白い学生と会う口実になるので楽しかったですねー。



  

6ヶ月間 自由に使っていいよと言われたら何をしますか?

   

ギャップイヤーといって、大学在学中に一回学業からお休みをとるという選択肢もあります。

   

何してもいいよと言われた時、

そこで本当に好きなものとか見つかるんじゃないでしょーか。

  

どーでしょーか。どーなのでしょーか

眠いんで寝ます  

きあでした。


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