漢気の美学について。。。 | ラブホコンサル関羽のぼやき

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ラブホテル再生プロデューサー関羽が、ラブホ絡みの話題、その日その日に思うことを鈴なりに綴る。

どれもこれもそうだが、

「イチゴ味」

の再現度の低さは異常。。

 

 

 

 

 

皆さん、ども。

 

 

 

 

 

日本の歴史の中において、

漢気溢れる人物が

有名無名関係なく

時折、颯爽と出てくる。

 

俺はそういう人物が大好きなわけで、

 

今日は、

有名かどうかだというと、

知られてはないが、

 

豊臣から徳川への移行時期を

知ってる人なら

ハイハイと頷く武将、

 

平塚為広

 

の漢気の話をしよう。

 

一度は秀吉に仕えて、

不興を買って、

浪人になって、その後戦功を立て、帰参した人なんだな。

 

ま、戦国時代はこんな話はいくつもあるから、

為広も頑張ったということで・・・。

 

さて、彼が本格的に表舞台に立ったのは、

あの、関ケ原だった。

 

秀吉死後、

政権内に不穏な空気が漂い始めてた。
秀吉がいなくなり、

事実上政権内でいちばんの力を持ったのが徳川家康。

 

明らかに天下を狙っているとしか

思えない動向に、

秀吉の側近だった石田三成などは敵意を募らせていく。
 

そして、

家康が東北の上杉景勝討伐軍を組織して

関東へと向かっている間に、

三成は隙をついて挙兵することを決めた。

 

この時、

為広は三成の親友・大谷吉継と共に、

三成の佐和山城を訪れて説得を試みてる。

 

2人の意見は、

「勝ち目はないから挙兵は思い止まった方がいい」

というものだった。

吉継は「お前には大将の器もないし人望もないからダメだ」

とまで言ったのに…

 

三成は頑として聞き入れない。

仕方なく、2人は説得を諦めた。

 

ただ、

ここでそのまま去らないところが2人の漢気。
不利だと分かってるのに、

2人は三成方に付くことを選んだ。

 

この場で

三成と決別してしまっても良かったのに、

友情を選んだんだな。

なんて漢気。

 

そして、関ケ原の戦いが始まる。

 

大谷吉継は秀秋の裏切りを予見し、

為広ら360人ほどを

小早川隊への備えとして配置していた。

 

そして秀秋が裏切りった。

一斉に山を駆け下りてきた小早川隊に対するは、

為広率いる360人を先陣とした

大谷吉継の隊。
 

為広は奮戦し、

何度も小早川隊を押し返す勢い。

歴戦の強者である為広に率いられた兵たちは、

ちょっと微妙なスタンスでいた

小早川隊よりは士気も高かったんだろね。

 

ただ、

小早川隊は西軍でも

最大兵力に匹敵する1万5千の大軍。
 

多勢に無勢とはこのことで、

徐々に為広は押し返され、

吉継の隊も巻き込み乱戦となり、

ついには壊滅状態に陥ってしまった。

 

薙刀の名手として知られた為広は、

自らそれを振るい孤軍奮闘を続けた。
しかし、

やがて力尽き、

もはやこれまでと覚悟を決める。

 

人はいつか死ぬのだから、

名誉のために命を捨てることは惜しくはない。

 

という意味を込めた歌を、

為広は自分が討ち取った武将の首と一緒に

吉継へと届けさせた。

 

同じく敵中で孤立しているであろう

親友に対する、別れの歌だった。

 

なんとも熱い、男同士の友情だな… 

 

この歌を詠んだ後、

吉継は側近に介錯させて自刃したのだった。

 

ついでに、この為広の弟の話も

やっとこう。

 

名前は忘れたが、有名なエピソード。

 

石田三成隊に属してた彼も、

奮戦するが石田隊は壊滅して生け捕られた。

そして家康のもとに引き出された。

 

家康は

「わしの仕官を断って三成ごときに仕えるから、

今日の惨めな姿になったのだ」と嘲笑した。

 

すると彼は激怒し

「武人が戦場に臨んで生け捕りになるのは恥ではない。

そういう家康公もかつては今川家の人質だったではないか。

それなのに人のことを嘲笑するなど笑止千万。

 

しかも

あなたは年寄衆や五奉行との

起請文を交わしては破り、

太閤の遺命に叛き、

秀頼公をないがしろにする

武士の風上にもおけぬ輩ではないか。

早くわしの首を刎ねろ」

と言い返した。

 

すると、

家康も大したもの、

内心では怒りながらも、

 

「このような剛の者の命は惜しい。

生きながらせよ」と述べて助ける。

 

そして、彼の子孫が、

 

平塚らいてう、彼女なんですよ。

面白いよね、歴史は。

 

といことで、今日の話はここまで。

 

また漢気あふれる話するね。

 

じゃ、またね♪