久しぶりにkornを聴いたら、身体や心の不具合が12から7ぐらいまで回復しました。

やっぱりココロの暗部はときどき引きずり出してぶちまけるのがいいですね。


思えば学生のころなどは、脳裏に閃くレッツゴーサインに従順に反応し、

思いつく中で一番のブラック・ミュージック(黒人音楽ではない。黒い音楽)を爆音再生、

家財の2割を叩き壊しながら一人モッシュを繰り広げたりしていたなぁ、部屋で。

おかげであるいみ健康だった。あのころは。


31歳のわたくしはさすがにそのようなスポーティな癒しを求めてはいなかったようで、

kornの黒い重低音の響きに呑まれるように眠りに落ち、

気づけば本当に半年振りくらいに8時間ぐっすりと眠ったのでした。

明け方に見た、知らないおばあちゃんに謎の臨海観光地の所在を尋ねられる夢は何の暗示だったのだろうか……



今日は帰宅後、ポストに入っていた「リビングむさしの」というタウン紙を熟読しながら一杯。

特集「”その時”を生き残る家族の防災術」を読んでいて絶句した。


原因は神戸の震災を体験したミセス(すごい呼称だ)の体験記。

彼女の母がその真横に布団をしいて寝ていたという、子供の背丈ほどもある和ダンス。

そのタンスが、強烈な縦揺れにハジかれて彼女を飛び越え、布団の反対側まで吹っ飛んだのだそうだ。


この夏も地震や台風やテロやきちがいのニュースには事欠かなかった。

無頓着な俺でも少しは予防策を考え、いざというときには真っ先に担いで逃げる(もしくは振り回して暴漢を叩き殺す)ために最愛のベースたちを枕もとに置いたり、スチール棚の倒れるあたりに頭を置かないように寝てみたりはしていた。

でもタンスが身体の上を飛び越えるなどというシチュエーションはふざけてでも想定していなかった。


身の危険がリアルに差し迫ったとき、俺は何を考えどう行動するんだろう。

まったくわからない。