1/1能登半島地震を受け、本日又は明日から支援に行かれる方は多いかと思います。

 

支援先では自己完結が基本です。滞在時の生活もさる事ながら、自分の身は自分で守ってください

東日本大震災の支援では同行する医師に「各々得意の武器を持ってこい」と言われました。ネタではなく、テレビなどではあまり報道されませんでしたが、支援者が持ってくる支援物品を狙う強盗・強姦が多くありました。支援先の災害拠点病院でも真っ先に注意喚起されました。「北斗の拳の世界やん」と同行した先輩と真面目に話したのを覚えています。

 

支援を受ける側は当然ながら人出不足です。その中で支援者の割り振りを行うために人出がかかり、支援者からの意見を聞くのにも人がとられます。

支援者の方々は、たとえ自分の能力と違う仕事を割り当てられても文句を言わないでください。支援を受ける側が1人1人の支援者を適材適所に配置する事は無理です。そんな余裕はありません。

「当り前やん」と思うでしょうが、東日本大震災時の支援者ミーティングでは「自分の能力が活かせていない」「適材適所に配置されていない」「自分はこういう支援をしに来たんじゃない」と支援に来た側の不平不満が止まりませんでした。

支援を受け入れる側も必死です。真剣に感謝し、必死に対応してくれています。本当に当たり前の事ですが、宜しくお願い致します。

 

現地に行くとニュースの認識とは違う所は多々あります。当然ですが。

全チャンネルが同じ事を何度も流し続けるのには理由があります。現地ではどの局番が生きているか分かりません。

さらに、東日本大震災時では生きているチャンネルが全て福島原発の中継で全く周囲の情報が入らなかったので、現地にいながら現地が一番情報不足という状況でした。また、フェイクニュースも多くありました。

信用できる情報筋を確保しておくのも自己完結には必要です。

 

では、皆様もお気をつけて。

しばらく更新を休みます。(2024/1/3)