ダンスで必要なものは音と振りだ。


そこで誰が振りと音を決めていくかという話になる。


振りにしろ音にしろ、メンバーそれぞれがやりたいイメージがあるだろう。


ただ、全員の意見を聞いていては収集がつかなくなるので、うまく折り合いをつけていかなければいけない。

メンバーの中には振りを作ることが苦手な奴もいれば、やりたい振りがどんどんでてくる奴もいる。


そういうときは振り付けのできる奴がやればいいと思う。


また、振り付けの出来るメンバーが複数いる場合は、持ち回りでやるなどの折り合いをつけるとよいと思う。

振りよりも大変なのは音づくりだろう。


一回、ショータイムにでるのにその作品(ダンス界ではネタと呼んでいる)で、一曲しか使わないのはまれで、たいがい複数の曲をつなぎ合わせて使うことが普通である。


その曲をつなぐ方法だが、これはお気に入りの曲の入ったCDをMDに録音するような簡単なものではない。


日常生活で行っている録音は一曲丸ごと録音し、次にまた別の曲を一曲丸々入れる形になるが、その時には曲と曲の間にちょっとの間があっても問題はない

次に練習場所だ。


望ましいのは、防音設備の整った貸しスタジオであろう。


ただ、貸しスタジオはお金がかかる。お金のないダンサーはちょくちょくは借りることは出来ない。


そうなると、スタジオの代わりに鏡の代わりになる大きなガラスのある店舗やビルを使うことになる。


しかし、このような都合のいい場所はなかなか見つからないのが現状だ。


また、いい場所があると、たいがい先約がいたりする。そのために穴場的な場所を探す必要が出てくるのだ。

また、大変なのはメンバーの住宅事情だ。


いい場所があっても、メンバーがいける距離でなければいけない。


例えば、メンバーに埼玉県民と神奈川県民がいるとすれば、その間をとって東京にするなど、住宅事情は大きな問題である。

また、スタジオを借りる際にも、ダンス用のスタジオはなかなかないのが現状だ。


だから、借りるのも苦労するときがある。今、メジャーになっているのはダンススタジオがレッスンのないときに、スタジオを貸し出すという形だ。


その時間帯で一番多いのが深夜の時間帯だ。


この時間に練習することをダンスの世界では「深夜練」という。生活スタイルが夜型であるとか、朝型であっても次の日の予定が朝からでない時は「深夜練」もいいが、普通の社会人が平日にそれをやるのは不可能だろう。

このように練習時間や練習場所の確保でも一苦労だ。


ただ、この段階ではまだダンスをしていない。ダンスに関する苦労は、これからである。

運良く、自分のダンススタイル、相性がマッチしたメンバーを見つけて、チームを結成したとしよう。


そこからが、また大変だ。

先の項で述べたが、チーム活動は全てを自分でやらなければならない。


その役割分担を決めていく必要があるだろう。企業でも何でもそうだが、リーダーは必要であると思う。


メンバーの意見を極力取り入れる必要があるが、最終決定はリーダーがしなければいけないし、チームを引っ張っていく役割というのはやはり必要である。

そして、次に決めていかなければいけないのは、リーダーを中心に練習時間や練習場所である。


まずは練習時間であろう。


当たり前の話だが、練習時間は、メンバーの個々の予定や生活スタイルなどを考慮して、一番集まりやすい時間にしていく必要がある。


この作業はチームの人数が少なければそれほど苦労しないが、メンバーが多くなればなるほど、大変になる。


メンバーが4人を越えるあたりから、スケジュール調整が大変になる。


そうなると、全員が集まれる日にちや時間を探すのが困難になり、練習自体が進まないような状況になる。


そうなると、全員がこれなくても、大半のメンバーが集まれる日があると、そこで集まれるメンバーだけでも集まって進めていくような形になる。