自宅や店に防犯カメラなどを設置するのも探偵の一つの仕事である。

探偵は、浮気や器物損壊の証拠を撮ることが仕事なのでバレないようにカメラを設置することには長けている。

通常では、防犯カメラなどは犯罪の抑止力になるので目立つように設置するが、証拠を撮るためには気づかれないようにしなければならない。

そのため、浮気相手を自宅に連れ込んでいる場合、不貞の証拠を撮るためにカメラの選び方から設置する方法などのアドバイスも行っている。

懸念することは、自宅といえども家族に内緒でカメラを設置することは違法なのではないかということだが、基本的には違法行為にはならない。

たとえば、ストーカー被害などの防犯目的や家族からDV被害にあっている場合、カメラを設置することができなければ証拠を集めることは難しい。

そのため、自宅にカメラを設置する行為は基本的には違法行為にはならないのだ。ただ、場所によってはプライバシーの侵害にあたるかもしれない。

寝室に隠しカメラを仕掛けた場合はどうだろう。寝室はリビングと同様に住宅内の居住空間とされており、寝室の主な用途は睡眠をとる場所である。

したがって、寝室に防犯目的などで仕掛けておいたカメラに浮気相手との性行為が写り込んでいたからといって、それ自体は違法行為ではないのだ。

 

もちろん、盗撮目的で風呂場やトイレにカメラを設置したり、不特定多数の人間が閲覧できるように公開すればプライバシーの侵害にあたってしまう。

 

また、ただの思い込みで浮気をしていないのにも関わらず、カメラを仕掛けたことによって家族との関係性が悪くなる恐れもある。

もし、自宅に隠しカメラを仕掛けることを考えているのであれば、専門家のアドバイスを受けることをお勧めしたい。