彼氏、彼女の調査のご依頼は意外と多い。

 

浮気の疑いがある交際相手の浮気調査、結婚を考えている彼氏の素行調査、既婚者の疑いがある彼氏の身元調査など様々である。

なかには、マッチングアプリやSNSで知り合い交際していた彼氏と連絡がつかなくなって心配だから探してほしいなんてご依頼もある。

今まで、円満に交際していたにも関わらず、急に連絡が取れなくなり行方がわからなくなったと聞けば只事ではないと思ってしまう。

しかし、よくよく話しを聞いてみると、彼氏の自宅に行ったこともなく、友人や親御さんを紹介してもらったこともなく、職場も知らない。

しかも、連絡先はLINEしか知らず、もちろん身分証明書を見せてもらったこともないので、聞いていた名前も本名か怪しいところである。

ここまで話しを聞けば、彼氏が行方不明になった理由もだいたい予想がつく。おおかた既婚者か、複数の女性と交際をしていたのだろう。

男性の妻や本命の女性に浮気をしていることがバレた、もしくはバレそうになったので相談者である女性から行方をくらましたと思われる。

この男性は最初から騙すつもりで、いつでもフェードアウトできるように連絡先や身元がバレないように職場などを教えなかったのだ。

これでお金を貸していれば、もはや結婚詐欺師の手口である。しかも騙すつもりであれば金銭のやり取りがなくても詐欺行為に変わりはない。

ただ、夫婦であれば慰謝料を請求することができるが、恋人の場合は自由恋愛の範囲内なので騙されたとしても慰謝料を請求することができない。

結婚を前提に真剣に交際していたのに彼氏に騙されたと知ればその精神的ショックは計り知れない。しかし、諦めて泣き寝入りする必要はない。

恋人関係でも婚約中であったり内縁関係であることを証明する証拠があれば、夫婦でなかったとしても慰謝料を請求できる可能性がある。

また、婚約や内縁関係になくても、彼氏が既婚者で最初から騙すつもりで交際していたのであれば貞操権の侵害で慰謝料請求も可能だ。

ただ、人探しは時間との勝負で、行方をくらました彼氏を探すのに時間が経過すればするほど見つけるのが困難になってくる。

彼氏に騙されて負った精神的苦痛の損害賠償請求したいのであれば、早めに手を打つことをお勧めしたい。