妻に浮気の疑いをかけてストーカー化する夫がいる。

今までと違い、急に態度が冷たくなったり素っ気なくなれば、他に好きな人ができたのではないか?とまずは浮気を疑うのは仕方ないと思う。

だいぶ前に、妻が一年ほど前から別居を始め、別居を始めた原因に浮気の疑いがあるから不貞の証拠を撮ってほしいとのご依頼があった。

実際に調査をしたところ、奥さんは複数人の男性と接触するのだが食事をするだけでラブホテルに行くなど特にやましいところはない。

会う男性は全員が初対面のようで奥さんからすれば依頼者との生活は既に終わっており、新たなパートナーを探しているようであった。

しかし、数日間の調査結果を報告しても依頼者は納得がいっていないようで、挙句の果てには尾行がバレていたんじゃないかと言う始末。

それでも、時折調査のご依頼してくるのだが依頼者の行動はどんどんエスカレートしていき、ついに自分で張り込みをしだすようになった。

妻が使用する自転車のサドルの裏に小型のGPSを設置をして、妻が住んでいるアパートの向いに部屋を借りて自分で監視を始めたのである。

ここまでくるともはやストーカーで、実際に夫のDVなどから逃げるために別居をすることがあるが、それを浮気と勘違いしてしまったのだろう。

たとえ戸籍上は夫婦といえども、別居期間中に執拗につきまとったり、本人に無断でGPSで位置情報を取得すればストーカー規制法違反になる。

そのため、妻へのつきまといや位置情報無承諾取得があればストーカー規制法基づいて、警告や接近禁止命令などの措置を講じてもらうことができる。

もともと夫のモラハラ発言や粘着質で執拗な性格が嫌になり、奥さんは家を出て行ったのだろう。自分勝手な思い込みや発言がそれを物語っていた。

もし、別居中の夫から執拗につきまとわれているのであれば、ご自身や子どもに危険が及ぶ前に警察などに早急に相談することをお勧めしたい。