ブロぽた旅行記 -34ページ目

ブロぽた旅行記

イギリスの折りたたみ自転車BROMPTON(ブロンプトン)を相棒にいろんな所を旅します。

夏季休暇があったので、行ってきました1泊2日の自転車旅行!

場所は千葉県の房総半島です。ここは大学時代にマウンテンバイクに寝袋積んで野宿で一周した思い出のコースです。

大学時代は実家のある千葉からスタートして最終的に野田まで行って千葉県を一周しましたが、前に我孫子~銚子を走ったので今回は銚子までとしました。そしてスタート地点は『ろんぐらいだぁす!』を参考にして「東京湾フェリー」を利用し千葉県:浜金谷からスタートとしました。

距離にして200kmくらい。高校と大学の時は野宿でもっと走ってたけど、30半ばとなり体力も衰えている今の自分ではどのくらい走れるのかもわかりません。我孫子~銚子で100キロくらいだったので、まぁ何とかなるかな程度の想定です。

さすがに年齢的に野宿はきついので鴨川の宿を事前に予約。

仕事が終わって帰宅したのが0時過ぎなので、いつものように徹夜で出発!まずは輪行で『京急久里浜駅』に移動しココからスタート。駅から数キロのところにある『久里浜港』を目指します。

ここでいきなりハプニング!
輪行袋を入れる袋を忘れました…今回は一応C-Bagスタイルなので収納できることはできるんですが…フロントバッグが輪行袋だけで半分くらい占領されてしまいました。そして、さらにコースのポイントや距離、食事処や名物などを書いたメモも忘れました。徹夜までして時間は十分にあったはずなのに…先が思いやられます。今度から持ち物チェックリストを作るか。

まぁ致命的な問題ではないのでとりあえず自転車を組み立てて出発。距離も近いので、すぐに久里浜港に到着(7:35)

なんとなくネットでフェリーの乗り方については調べていたので、調査通り駐車場に自転車を置いて切符を購入。ほんとは「1」って書いてあるところに順番に停めるみたいですが…自動車の列と二輪(バイク・自転車)の列が別になっていて、行けばすぐにわかるようになっています。

輪行袋のバックを忘れたことでフロントバックがパンパンに…なんとも不格好な…ちなみにフェリーの利用料は片道1210円(自転車込)で切符はこんな感じです。

出港時間は8:20なのでしばらく付近をブラブラして過ごします。フェリーが到着し、アナウンスが流れたので自転車の前へ。自転車の方もチラホラ…さすがに折り畳み自転車はいませんでしたが。

自転車でフェリーに乗り込もうとしたときに係員の方から「輪行なら旅客運賃(720円)だから安いよ」と言われました。ロードやクロスなども輪行でいけるんですかね?折り畳み自転車だけかもしれませんが、今回は「自転車でフェリーにそのまま乗り込む」ってのをやってみたかったんでそのままで行きました。次回利用することがあったら輪行にしようかな。

そしていざ千葉県に向けて出港!

フェリーはたぶん小さいころには乗ったことあるんですが、ほとんど記憶にないので新鮮でした。そもそも船に乗ること自体がほぼないので船内散策をしてるだけで楽しい。東京近辺で1000円くらいでフェリーに乗れるなんて…ぜひおすすめしたいです。

船内はこんな感じで、ソファーがたくさんあって売店なんかもあったりします。乗船時間は40分ですが十分のんびりできそうです。自分はさすがに徹夜なので船内を一通り見学してからは仮眠しました。

ちょっとだけ仮眠している間に金谷港に到着!とりあえず前回の反省を生かし日焼け止めを塗り日焼け対策。

言い忘れましたが自転車は係員さんがしっかりと固定してくれます。ハンドル部分と壁の間にはクッションを挟んだりと高級なロードバイクの方も安心ですね。結構自転車で乗り込む人も多いためか係員さんも慣れたものです。ネットで調べると同じブロンプトンの方も結構利用しているようなので小径車でも安心。

時間は朝9:00。大学時代から12年?ぶりの房総半島上陸です。コースは大学時代と同じく反時計回り。左手に山、右手に海を見ながらひた走ります。

いや~それにしても景色がいい。天気もいい。でもすぐに思い出しました。この辺りはトンネル地獄。路肩も狭かったりするので結構怖いんですよね。車も結構快適に飛ばしてるので風圧とかが怖いです。まぁ朝ってこともあり、そこまで車がいなかったんでまだマシでした。夜間走行はしなくてもトンネルが多い時のために反射ベストなんかもあった方がいいかもしれません。

途中、勝山で道を間違え港の方に入っていってしまいました。釣りをされてる方がたくさんいました。景色もいいですし、自然に囲まれながら釣りというのもいいかもしれませんね。ほぼやったことないので釣りの良さはわかりませんが。

10:30『道の駅 とみうら 枇杷倶楽部』に到着。午前中とは言え結構観光客っぽい人で賑わっていました。建物も綺麗だしお土産なんかもたくさん売っているので観光にはおススメです。

ちなみに千葉県は枇杷の生産2位らしいです。旬は5.6月あたり。フレッシュな枇杷は食べませんでしたが、すでに汗だくな自分は枇杷ソフト(400円)を購入。

味はほんのり枇杷でミルク感の濃厚なソフトクリームでした。全身から汗の噴き出ている自分には最高のクールダウン。もともと汗かきなんですがこの汗の量は何とかしたい。タオルがすでに絞れるくらいになっています。コンビニで3枚300円くらいで売ってるタオルがありがたい。

走っている道路は「内房なぎさライン」というのですが、トンネルが多いことを除けば結構走りやすいです(車が少なければ)…この調子なら案外早く鴨川に到着するかな?と思っていたらここからがヤバかった…館山近辺では海沿いを走ることができるんですが、圧倒的な向かい風!結構しっかりペダルを回しても10キロもでません。

写真じゃわかりにくいですかね。時計回りに進んでいるロードの人は軽快そうなんですが、こっちはキツイ。どのくらいかと言うと、前を先行していたロード乗りさんが引き返したくらいです。自転車は風の影響を受けるという知識はあったんですが、実際に体験するとその影響力の大きさがわかりますね。特にフロントにバックを積んでるブロンプトンには地獄です。

そして向かい風以上にキツかったものが…『砂』です。海沿いという事もあり風と一緒に砂が舞い、体中を散弾のように打ち抜きます。顔を正面に向けていられないくらいの地獄。『ろんぐらいだぁす!』にも強風と砂について書かれていましたが、まさか房総半島で体験することになるとは…

あまりに耐えきれなかったので一本路地に入り小休止。もともと汗をかいていた所に砂嵐に巻き込まれたので全身砂だらけ。全然距離は進まないし体力は奪われるし、砂は痛いし、気温は暑いし風は止まないし…と半泣きで進むことに。ちなみに手には新装備「グローブ」を装着しています。それは装備のページで紹介します。

いきなり初日から心が折れそうになりました。強風自体はまだいいんですが、砂はもう勘弁です。自転車も汚れるし…とりあえず『内房なぎさ地獄ライン』を過ぎると両脇に民家や林があり強風の避けられるエリアに入り何とかいつものペースを取り戻しました。

でもまだまだ先は長いのにすでに体力は結構キツイ…この調子で大丈夫なんだろうか?と思っていたら大学時代の思い出の地に到着。

『矢尻の井戸』です。源頼朝が飲み水に困って矢尻で地を突き刺したら水が湧き出したという伝説の井戸らしいです。と言っても別に歴史的な思い出の地ではないんですけどね。大学生の頃の旅行時は、館山駅前で野宿を試みるも意外と人がいてなかなか寝られず、だんだんと暴走族らしき人たちが集まりだしたので仕方なく夜間走行をしたんですが、その際に見つけたのがこの井戸です。

夜間は街灯もほとんどなく民家も少ないのでまさに真っ暗。自転車のライトだけが頼りでした。右手側は海なんですが真っ黒なうねりにしか見えず、左手には林か墓地、聞こえる音は波音と風に揺れる木々のざわめきのみ…そんな中で井戸がある…実にホラーちっくじゃないですか?井戸の中を覗こうと思ったんですが当時はビビッて写真を撮ることが精一杯でした。

昔の思い出を振り返りながら過去と同じ道を進みます。霊感はないんですが、当時は恐怖からかバス停に親子連れを見たり旧日本軍の兵隊を見たりと鳥肌を立てながら進んでいたのを思い出します。

そして、12:20『洲崎灯台』に到着。

一応駐車場もあるみたいです。灯台自体も小さめです。

天候によっては三浦半島、富士山なんかも見えるそうです。今日は全く見えませんでしたが…強風だったからかな。う~ん残念。

でもまぁ海藻を干してる光景なんかも見られて港町に来たって感じがします。ネットで調べたら赤とさかって名前の海藻らしいです(違うかもしれませんが)

大学時代の思い出の地、第二弾に到着!

普通の坂です。正確にはここかどうかもわからないんですが多分この辺りです。真夜中の下り坂を軽快に飛ばしていた時に急に前輪がロック!見事に縦に一回転してアゴから着地。体がエビぞりになり上から荷物満載のMTBが腰に…と派手な事故を起こしたんですよね。ケガ自体はアゴから軽く出血して手のひらに擦り傷ができたくらい。自転車もブレーキバーが曲がったくらいで不幸中の幸いでしたが、真っ暗な山道で単独での事故はなかなか恐怖です。原因は防寒用のパーカーをハンドル部分に結び付けていたものが前輪に巻き込まれたためでした。

ちなみにここらへんの道は「房総フラワーライン」というようです。館山で吹いていた風も静かになりやや追い風。ほんと快適でした。地獄のなぎさラインと仏のフラワーライン。

一応花も植えられていて季節によっては名前の通り「フラワーライン」となるのかもしれません。まぁ花がなくても十分景色はいいです。道路の舗装もいいしロードバイクの方なんかとても走りやすいんではないでしょうか。

やや追い風の影響もあってブロンプトンでも時速25~30kmくらいを簡単に維持できたのでサクサク進みました。ずっとこんな感じだといいのになぁ~…まぁキツイ道はそれはそれで面白いんですけど。
んで、13:35『野島崎灯台』到着。

こちらは「洲崎灯台」とは違って完全に観光地化されてますね。駐車場も多いし定食屋さんもたくさんあります。ちなみにここが房総半島最南端です。

さすがにお腹も減ってきたのでここらで昼食。
定食屋がたくさんあったのですが何となくで『三愛』さんへ。

お店は決めてませんでしたが、食べたいものは決めてたんですよね。ズバリ「アジフライ」と「なめろう」です。鯵はちょうど旬だし、なめろうは千葉県の郷土料理!という事でさっそく注文。鯵アジ定食を注文。+数百円でアジのたたきをなめろうに替えられるとのことなのでそちらに変更。価格は…忘れました。たしか1500円だか1700円だか…

価格は観光地価格でしたがとても美味しかったです。アジフライはサクサク、ほくほくでじゅわっとアジの旨みが溢れてほんと旨かった。タルタルも自家製ですかね?なめろうは「たたきに大葉とかを加えたもんかな」と思っていたんですが別物ですね。もっと粘り気がでるまでたたいたものでネットリと口の中に甘みが広がります。『料理を盛っていた皿についた身まで舐めるほど美味だったから』なんて説がある『なめろう』…たしかにこれだったら皿まで舐めてしまいそう(実際は大葉と大根にのっているので舐めませんでしたが)

美味しい食事に満足し再スタート。風はまだ強いですが向かい風ではないので快調に進みます。途中白浜あたりでフラワーラインから外れて海沿いを進みます。

14:56 千倉港到着。ここではちょうど何かのお祭りがあったようです。色違いの衣装を来た人たちが威勢よく町内を回っていました。



帰宅後に調べると「千倉の夏祭り」というものらしいです。大漁豊作・海上安全を祈願するお祭りで、見かけたのは3基でしたが、前日の2日は7基の御輿、3日は6基の屋台や山車が練り歩くようです。老若男女様々な人が参加しているのはいいですね。自分はお祭りとか人がたくさんなのは苦手なので遠目から見ているだけで十分ですが…

お祭りにパワーをもらい再び房総フラワーラインへ。さすがに朝からずっと走っているので疲れてきました。というか、館山の地獄のなぎさラインで予想以上に体力を削られてしまいました。まぁ宿のチェックイン時間には余裕があるしのんびり行きますかと、マイペースに走っているとこんなものを発見。

恐竜?と思いましたが「シロナガスクジラ」の巨大骨格標本(全長26m)だそうです。『道の駅 和田浦WA・O!』という場所にあるんですが、この和田浦は全国でも珍しい捕鯨基地があるとのこと。房総半島を回っていると、いたる所に「クジラのたれ」と書かれた看板を目にします。クジラの干し肉のようなもので、これは学生時代食べたことがあるので今回はスルー。ちなみに道の駅 和田浦WA・O!では「くじら竜田揚げ給食」なんかもあるそうです。

そして16:25 安房鴨川(あわかもがわ)駅に到着!

実はここにたどり着く前に、道中で何度か抜きつ抜かれつを繰り返していた旅行者が休憩していたので声をかけてみました。リアキャリアにサイドバックという過去の自分と同じスタイル。まぁ自転車はドロップハンドルでしたが。専門学生で千葉の柏から野宿で千葉県一周をしているそうな。いいですねぇ~、人生の大切な経験になると思います。

宿の予約時はチェックインを19時くらいと伝えていたので2時間以上早く着いてしまった。とりあえず宿に電話して近くのイオンで夕食を購入。そして今日の宿『ホテル中村』さんへ。

自転車の置く場所がないか聞いてみると「あんまり周りから見えない方がいいですよね」とシャワー室?のような場所を貸していただけました。最悪輪行バックに詰めようかとも思ってたのでホント助かりました。

我が相棒なので大切に思ってくれてとても嬉しかったです。汗だくでボロボロの姿でしたが温かく迎えてくださりホント感謝!翌日は120キロ以上走る予定だったのでなるべく早くチェックアウトしたいところ。朝はどのくらいからチェックアウトできます?と聞いてみると「もしフロントに誰もいなかったら鍵を置いて行ってくれれば大丈夫です。自動ドアは手動で開くようにしておきますので」とのこと…うぅほんと何から何まで感謝感謝です。

部屋はこんな感じ。ちょっと写真が暗いですが一人で泊まるには十分すぎる広さです。「眺望が悪いから少し安い」って感じの部屋だったんですが、そもそも景色は今までの旅で十分に堪能してるのでゆっくり休めることが最優先。結構部屋の隅々まで気を使っている感じでとても居心地が良かったです。

しかも冷蔵庫の中にはサービスのペットボトルと、デザートまで!なんですか、この至れり尽くせり…素泊まりなのに…逆にスイマセン。宿の方の対応もサービスもほんと良い宿でした。次、鴨川に来ることがあったらまた泊まりたいです。

とりあえずまずはお風呂…ということで鴨川温泉を堪能。お風呂自体は4,5人が入れるくらいの小さめですが、他に入っている人がいなかったので貸し切り状態!体中の疲れがお湯に溶け出すようにゆったりのんびり過ごせました。夕食は鴨川のイオンで購入したお惣菜とお酒。

さすがに疲れたので夜8時頃には寝落ちしていました。
2日目に続く~

・走行距離:99.60km
・平均時速:16.6km/h
・走行時間:5時間58分