朝4時15分。
無事、30時間2泊3日の旅程を終えてハノイに到着!!
そういえば、これを読んで純粋に
「なんでわざわざ2泊3日もかけて電車で移動するんだ?」
と思う人もいるかもしれませんが、なんかこういう移動が好きなんです。
なんていうか、「線」での移動っていうのかな。
「点」と「点」の移動じゃなくて。
電車は、窓から見える風景も独特で見ていて飽きないし、しかも電車で時間かけて移動するほうが、「移動」って感じがする。
なんか、よくわからない人にはわかんないだろうな、この説明じゃ…でもまぁ、簡単に言えばバカなんですね、きっと。
さて、朝4時半のハノイ。
とにかく暗い。そしてたくさんの客引きとタクシー。
電車で会ったぶっちーと明るくなるまでコーヒーでも飲もうということになり、駅目の前の店っつーか屋台?でコーヒーを飲む。
めっっっちゃ濃いコーヒーに、コンデンスミルクをたっぷり入れて飲む朝イチのベトナムコーヒー。
あーーーーーーーーうまいっ。
そして、電車の中の変化しない空気ではない、朝の外の空気もうまいっ。
目の前で、繰り広げられるタクシーの客の取り合いや、必死のホテルの客引き、鳴り響くクラクションに、それをすり抜けるようにして歩くバックパッカ-。
見てるだけで、おもしろい。
しかし、横を見るとニヤニヤしたベトナム人の兄ちゃんがいつの間にか座ってる。
「ホテル、ベリーチープ」
と言って、コーヒーを飲むうちら二人を見ている。
もちろん宿はこれから探すけど、いかにも怪しいこの兄ちゃんは無いよね、とぶっちーとアイコンタクト。
ひたすら無視するうちら。
ねばる彼。
するとふいに、彼はどこかに電話をしだした。
なぜか英語で話していて、
「今二人の日本人が目の前にいて、泊ろうか迷ってるんだ。
(迷ってないって!!)
そうそう。うんうん。だから、電話変わるよ?いい?
(え?いや、誰!?)」
笑顔で携帯電話を差し出す兄ちゃん。
するとぶっちーが電話をとった。
「ハロー?
…え!?あ、こんにちは!」
とぶっちーは日本語で話し出した。意味がわからない私は、兄ちゃんにどういうこと?と聞いてみたら、
どうやらその宿には、日本人のアルバイトが泊り込みで住んでるらしく、彼を電話で無理やり起こしてうちらと話をさせようとしていたらしい。
ぶっちーは、彼と値段交渉に入っていた。
「1泊4ドルにしてくれるって。」
とぶっちーが私に言った。
…安い。…こりゃ安いぞ。
どうしよう、日本人いるならなんか安心だしな…
ということで、とりあえず行ってみることにした。
タクシー代も、彼が払ってくれるらしいし。
ホーチミンとは違って、ハノイは人々の生活のにおいがぷんぷんした。
着いた宿も問題なく、むしろキレイで4ドルなんて破格の値段だと思った。
ガイドブックにすら載っていないその宿は、部屋も4つしかなく、場所も目の前は竹を売る店がある、普通の道の途中にあった。
ホテルの名前は「Family」といって、なんで?と聞いたら、家族で経営している宿だから、と兄ちゃんの妹が笑って言った。
次から次に、「彼は弟」「彼は妹のダンナ。」とFamilyがでてきた。なんだか温かい宿だった。
~続~