次に目指すは、タージマハルのある町、アーグラー。


アーグラーまでは鉄道で約3時間。ニューデリーの駅で鉄道のチケットを買いに。ここでもすったもんだ。


まず、旅行者用の英語の通じるチケット売り場に向う途中に、大柄な男2人にとおせんぼされて、


「2日前に壁が壊れて今日はやってないよ。」


と言ってくる。


どう見ても、やってるっぽい。


「だから、うちの旅行会社使っていった方がいい、ジャパニ。
どこ行きたいんだい?」


「…。」


なんて典型的なだまし方なんだ…。


少し感動すら覚えた。


力ずくで階段を上ろうとしたら(チケット売り場は二階にあった。)それでもしつこく
「ホントだって!」
といって止めてくる。


しかし、外国人旅行者がチケットを持って降りてきた。


奴ら、万事休す。


意外にあっさり舌打ちしながら帰っていった。


そして売り場についてからがまたひともんちゃく。


売り場の人がやたら強気。


言った時間と全然違う時間をパソコンで打ち、ほらよっと渡してくる。


「時間ちげーよ。」


と言うも時すでに遅し…。


あんなに言ったじゃん…でもパソコン打つのあなたですからね…。


仕方なく、朝いちで出発したかったのに昼頃の鉄道のチケットを握り締め、とぼとぼと宿に帰ったのでした。



○AGRA~アーグラー~○



いつものおじさんのチャイを最後に飲み、いざ駅へ。


プラットホームで2等座席のチケットを握り締め、鉄道を待つ。


一度プラットホームが替わってて3人慌てて移動したりした。


インドで鉄道にのるには、電車が来たら、合格発表で自分の名前を探すがごとく各電車に貼り出される紙に自分の名前を探すこととなる。


電車が来たら、まず2等の電車を探し、それからは手分けして名前を探した。


「あった!」


という声にひかれて慌てて電車に飛び乗った。


出発してからアーグラーまでの道のりは、とてものんびりとしていた。


牛やヤギ、羊がいて、たくさんの人が‘生活’をしていた。


雑草を刈り取る人、クリケットをしている子ども、空見ながらただぼーっとしている人、寝ている人、頭の上に荷物乗っけて踏切が開くのを待っている人…


そして一番目にしたのは…



野○ソをするインド人の姿だった…(食事中のあなた、ごめんなさい。)



おしりを出してうずくまっている人をよく見た。


とにかく、外の風景は見ていて飽きなかった。


アーグラーに着いたら、すぐにその場でバラーナシまでのチケットを取った。しかしこれまた一苦労。


あっちいけだの、こっちいけだの…


疲れた体でこっちに並び、やっと自分たちの番だと思ったらここじゃないと言われ…。


そしてなんとかバラーナシまでの寝台列車チケットを手に入れた…。


まずはいつものごとくホテル探し。


ここの安宿がよかったなー。最高。


なんといっても屋上から見えるタージマハルの美しいこと。


他にもいろいろ見てたけど即決だった。


はらぺこだった私たちは、すぐにレストランになっているその屋上でタージマハルを見ながらご飯を食べた。
そこのチャイもまた最高。おかわりした。


暮れていく夕日の中で、赤く染まるタージマハルが本当にきれいだった。


日が沈んでからも、そのシルエットはくっきりと映し出されていて、時々なる停電のすきに見上げるとたくさんの星があって、ため息ばかりついていた。



~続~