前回の続きです。

『リノベコーディネーターのおねいさん　その１』In Contract後の続きです。『購入物件In Contractとなりました』家探しストーリーの続きです。手付金は振り込んだものの、契約書にサインしなけれ…

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このキッチンで気に入ってるところは独立型というところぐらいです。

対面式料理をしながら息子の様子をうかがう、みたいな、子育て期は終わりました。

狭いマンションの二人暮らしのキッチンは、クローズドがいいなと考えていました。

あとは全部総取り返したいぐらいのなのです。

ワークトップの高さも低いし、グリルもいらないし、クックトップも嫌いです。

でもこのキッチンは全部新品です。

総取り替えするのはあまりにもったいない。

なので極力あるものを活かし、譲れない部分だけ変更する部分的なリノベにしようと考えていました。

そうすれば費用もある程度抑えられますし。

「吊り戸棚の高さを下げたい」問題にしても、新しくより高さのあるキャビネットをつけるのではなく、今あるキャビネットをいったんはずして低い位置に付け替えるだけにする。

そして上に空いた部分はクローズドにし、キャビネットと同じ面材で扉のダミーを作ってつけてもらいたい。

そのような希望をコーディネーターのおねいさんに伝えてみました。

おねいさん; 希望はうかがいましたが、同じ面材でできるとは思えませんね。その場合どうすれば良いのでしょう。

私: リクシルには同じ面材のエンドパネルが販売されているので、それを加工すればできるはずです。

おねいさん; ……。

私; もしできないのであれば、他の方法をご提案ください。

食洗機の交換は問題なくできるとのこと(そりゃそーだ)。

これも幅45センチの食洗機なんですよね。

本当は幅60センチのものにしたかったけど、妥協です。

カップボードはリクシルから選べるのでできる、と言われ、取り入れたいパーツを伝えました。

そして何気に、これスペース的に入りますよね? と聞いてみたのです。

この時点で私はキッチンの細かなサイズを測っていないのですが、リノべを実施した施工会社の人間は図面を持っていると信じていました。

そしたらおねいさん、正確な数字を知らないでやんの!

おねいさん: ええーっと、カップボードを入れるところは180センチないかもしれないです。

あかんやん‼︎ 私の希望、実現不可能やん‼︎

私; それを必ずご確認ください。そしてカップボードのカウンタートップは、キッチン側と同じ色のセラミックでお願いします。

おねいさん: それはできません。リクシルのノクトはセラミックがチョイスできないんです。

おいおいおいおいおいおいおい!

それじゃあキッチン側のカウンタートップもセラミックじゃないこと確定やん!

営業さんに何度も確認したのにあんにゃろー。

それにしてもカウンタートップなんて上から乗せるだけのようなもんですやん。

何も他社製品を取り付けろと言っているのではない。

リクシルの上位ブランドにはセラミックがあるから、それをチャチャっと乗せてくれるだけでええのよ。

ノクトじゃないからできません　て、どういうこっちゃねん!

ぶぜんとしてしまった私は、おねいさんに聞きました。

私; そしたらキッチン側のカウンタートップもセラミックじゃないということですよね。私は人造大理石がとにかく無理なので、キッチン側のカウンタートップも取り替えたいのですが、どうなりますか?

おねいさん: あとはステンレスになりますね。

私; ステンレスを選ぶとしたら、カウンタートップに付けられているシンク・水洗・ガスレンジはいったんはずして再利用することになるのですか?

おねいさん: いえ、全部廃棄処分になります。

おいっ

私; それはあまりにもったいなさすぎじゃないですか。21世紀ですよ。エコでサスティナブルな時代ですよ。

おねいさん; そうなのですが、保管しておく場所もありませんし、ちょうど同じ時期に同じ仕様サイズのキッチンを希望されるお客様を見つけるのは難しいです。

私: このキッチンでの再利用のことを聞いています。

おねいさん; とにかくできません。

おねいさんは　私は現場を見ていないので営業に確認して、カウンタートップがセラミックかどうか再度確認します　と言いましたが、絶対人造大理石だと思う。

カウンタートップに関して私にはステンレスというチョイスもないので、となるとこのキッチンは総取替決定ということになります。

一体この時間は何だったのだろう。

日本でメーカーのシステムキッチンを入れる人はみんな、こんな理不尽に耐えているの?

このメーカーならシンクはこの3種類から選んでくださいとか、この換気扇しかダメですとか、そんなものにみんな喜んで縛られて、大きな銭を払っているの?

確認していただいたことが全部通ったら見積もりを出してください　と言い置いて家路につきました。

そんな見積もりが出てくることはないでしょう。

仲介営業さんは何と言ってくるかなー。

シャミおはこのやりとりを横で聞いていました。

帰りの電車の中で　ちょっとカマしすぎやったで　とシャミおに言われた。

あのおねいさんはお客様と「キャビネットの色はアイボリーもいいけどオリーブグリーンも素敵ですよ〜」みたいな話をするつもりやったんやできっと。

知らんがな　という言葉しか出てこない。

リノベコーディネーターのおねいさん その2

リノベコーディネーターのおねいさん　その2