アンジェリーク:01 | ぐーたらウサギ

ぐーたらウサギ

2018年3月、精神保健福祉士合格!次はちゃんとカウンセリング技法学びたいです!

私の背丈の倍もある大きな両開きの扉。

そーっと音を立てないように、ゆっくりあけてみる。

中にはあの人が居るはずなのに、暗くてよく見えない。



「おじゃましま~~~す…」

『好きなときに来ていい』

とは言って貰えたものの、執務室に無言ではいるわけには行かないから、とりあえず声をかけてみたけれど、やっぱり部屋の主からは返事が無い。


しばらく入り口でじっとしていると、目が暗さに慣れてきた。


いつものごとく、漆黒の長い髪をまっすぐたらして、水晶玉を覗き込んでいる。


人が入ってきたのに、猫が紛れ込んだほどにも気にかけないその反応のなさに、最初は、嫌われて無視されているのかと怖かったけれど、そうではないことを、もう知っている。


彼の世界を邪魔しないように、そっと回り道をしながら隣に座り込む。


大きな椅子に座っているこの人のとなりの、ふかふかのカーペットの上にぺたっと座り込むのが、私の定位置。


春と初夏の間の季節、昼間の外は暑いくらいの日もあるのに、この部屋はひんやりと涼しい。

涼しいけれど、寒くはない。

やっぱり邪魔はしないように、深紫の長衣のすそをそっとつかむ。



困ったとき、疲れたとき、つらいとき。


ここに来て、ここに座って、こうするのが、私の一番のお気に入り。


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二次小説なるものを初めて書きました(恥)
アンジェリーク(元祖)をプレイすると、なぜかどうしてかいつも相手はクラヴィス…
いいんだけど。私は速水さんのファンなのに~~~