ブログタイトルで言い切っていいんか・・・ってちょっと思ってしまったんですが・・・・・・
仕事の報酬はお金ではないんですよ、コレが。
ブログご覧いただいている方の中には、
会社員をされてたり、された経験があったりする方が多いと思います。
私は
「お給料はガマン料や！」
と言い切られるような親の元で育っていたので、
「仕事の報酬はお金」と思っていました。
何の疑いもなく思っていました。
じゃあ、いったい仕事の報酬って何なんだよ！？ってなると思います。
はい。もったいぶらずに言いますと、
仕事の報酬は、「仕事」です♡
えー！！Σ(ﾟдﾟ;)って思われましたかね・・・思いますよね・・・
まあ、私の過去少し開示しつつどういうことか説明してみたいと思います。
なので、どっちかというと、勤め人世界、勤め人視点の書き方です。
（でも個人でのお商売でも適用できる考え方だとは思ってます）
プロフィールでも少し書いてるのですが、
私は大学を卒業してからとある証券会社で個人向け営業として働いていたんですね。（野村とか大和とかじゃないですけど）
入社して半年後くらいには毎月新規のお客さん３名ゲットが目標だったんです。
で、さらにその上に売上目標が割り振られたりっていう感じでした。
まー、自分なりに目標達成するために日々仕事に取り組んでました。
だって、出来てなかったら「何でできてないんだよ！足引っ張んなよ！！」って朝礼で吊るし上げられますしね(ﾉ_-｡)
口が裂けても緊張感がある中、
「だって買ってくれないんです～」
なんて言えないですよ。
言える空気じゃないですよ。
で、自分なりにひーひー言いながらも、とりあえず毎月目標達成できたり、それ以上に大口の取引が決まったりってなこともあったんですね。
で、じゃあそういった結果がすぐに金銭に結びついたのか？
ってなると、そこはNOで、
どれだけ売上が立とうが、目標達成しようが、
毎月の月給は変わらないし、
賞与がたくさんもらえるってこともなかったし、
抜きん出て昇給するってこともなかったんですね。
ちょっと奨励金はもらえたなぁという感じ。
でも、もらえたものはお金以外にあって、それは何かっていうと、
先輩が担当してた既存顧客と、
より大きな売上目標
だったワケです。
上司は結果が出せてない人に、預け金が多い既存顧客は担当させません。
（勤めてた会社の方針とかその課長の考え方とかもあったと思いますが・・・）
だから、そのような既存顧客を渡されることは、光栄なことなのです。
しかし、当然ながら、担当する顧客が多くなると（＝担当している資産額が多くなると）、
売上目標も上がるのです。
当時の私は、けっこうなプレッシャーの中仕事をしていたので、
いやいやいやいや、こんなにお客さんもらっても・・・ちょっとプレッシャーだなぁ・・・
目標が・・・うう、考えるだけで吐きそう。
って感じでした。（実際、数年後には適応障害で休職してます）
で、頑張ってもぜんぜん給料増えないし、
仕事ばっかり増えるだけやん！！
と思っていたのです。
で、それは、もうどこで見たのか覚えていないですが、
ある日「仕事の報酬は仕事です」っていう文章を見て、
すっごく衝撃だったんですね。
いや、衝撃なんてもんじゃなく、ビンビンに反応してしまいました。
え！？どういうこと！？仕事の報酬は給料でしょ？お金でしょ！？って。
でも、よくよく考えてみると、私も同僚も、「仕事増えてばっかり！」って言ってたんです。
なんでか？
しっかり仕事に取り組んでるから、
期待されてより大きな仕事が舞い込んできてたんです！
ではお金は？お給料は？仕事を頑張ってもお給料は増えないってこと！？
って考えたところ、
自分の仕事が増えて、影響力が大きくなったら、お金は増えるってコトか！！
という結論が出たのです。
たとえば、課長になったら、ひとつの課のリーダーとして、役割を果たすわけです。
当然、イチ平社員よりも上から求められている目標は大きいですし、課員全員の力を使って自分の仕事をこなさなければなりませんよね。自分ひとりの力では出来ない目標を与えられているので。
部長になったら、その課長をまとめているわけです。
社長は？社長は長期目標、中期目標、短期目標を掲げて、それに向かって会社が保有しているヒト・モノ・カネを動かすわけですから、会社全体に影響力があるんです。
（大企業になればなるほどたくさんの役職があると思うので、読まれている方のケースで当てはめて考えてみてもらえれば・・・という感じでお願いします）
その影響力（これは「価値」とか「エネルギー」とかとも言い換えられると思います）の度合いが、勤め人であれば「給料」として反映されているのか！
と思い至って、私個人としては腑に落ちました。
ですからね、まあよく「好きを仕事にしよう」みたいなのあるじゃないですか。
そりゃ「好き」がカンタンに仕事になったらええわな！！と思ってたんですけど。
（コレは「『好き』で食ってけるほど人生甘くない！」と言われていたことが影響を及ぼしたんだろうなぁと思いますが）
この「好きを仕事に」っていう表現は、
「好き・興味・関心」から仕事をしないと、
仕事を頑張れば「報酬」としてまた次の仕事がやってくるから、
「好き・興味・関心」がないと、お仕事を継続してやっていけないですよ～しんどくなりますよ～
ってことなんだと、自分の中に取り込んでます。
「好き・興味・関心」がなければ、どんどんやってくる仕事によって
負荷がかかってしまって、耐えられなくなって、打ちのめされてしまいますからね。
「お金」目的で好きでもない仕事をしていたら、
頑張っても頑張っても、報われない自分がいると思います。
「イヤイヤやってんのに、なんでこんだけなんだ」ってなります。
一方、「好き・興味・関心」のある仕事をしていると、
まず仕事を継続できるし、
継続して仕事をしていると、
信頼されてより大きな仕事や、上の役職に引き上げてもらえやすい。
だから、影響力が増えて、収入が上がる。
ということなのではないかと。
まあ、もしかしたらそんなの言われるまでもないわーなヒトもいらっしゃると思いますが、
考え方のご参考になればと思います。
あ、ちなみに仕事で疲れてる彼氏や旦那さんには、
決して
「仕事の報酬は仕事だからね♡」
なんて言わないでくださいね！（上から目線でしかない！）