何年か前は
ひとり暮らしをしていたのですが、
その時に思ったのが、『自分の持ち物ってすべてメンテナンスが必要なんだな～』ということ。
メンテナンスというのは、ここでは常に良い状態を保つようにするということ、という意味です。
まあ掃除とか整備とか管理とか、『お手入れ』ということですね。
モノって自分の持ち物になった途端、時間や手間、時にはお金も使って自分で手入れしたり、面倒みたりしないといけないんですよね。
家は掃除しないとホコリまみれ、髪の毛まみれで住みにくい家になります。
庭は手入れしないと雑草が生えまくって見るも無残な姿になります。
車は雨に打たれたまま放ってると雨ジミだらけになって、これまた見るも無残な姿になります。
掃除機はゴミためっぱなしだと吸わなくなります。
服は汚れたら洗濯しないと汚れたままですし、
ハイヒール履いてたらヒールゴムが削れてカンカン音もうるさいし、歩きにくくなります。
家、車、庭、電化製品、家具、衣類、靴、小物・バッグ、アクセサリー、腕時計、植物などなど
ほんとうに持ち物すべて、モノによって頻度は異なりますが、『お手入れ』が必要なんだな～と思います。
家とか車とか家電とかそうそうカンタンに買い換えれるものばかりじゃないですし。
お手入れしないとどうなるか。
汚くなる
劣化する
使う気が起きなくなる
使いたくなくなる
いざ使いたい時に使える状態でなくなる
→究極ゴミ・ガラクタと化する
ということになります。
放置すればするほど元に戻すのに労力がかかるので、さらにヤル気が起きない限り放置、ということになりかねません。
生活のうえで使用しているモノは、なんでも汚れて、劣化して、老朽化するものです。どんなにきれいなものでもです。
プリザーブドのフラワーアレンジメント、掃除せずに放置してたらホコリまみれになりますからね。
なので、お手入れしないとモノは汚くなって、劣化して、持ち主も使う気がなくなってしまって、モノにも持ち主にも良くない状態になってしまいます。
いったん持ち始めたら使い切るか、
手入れして使い続けるか、
限度はありますがいったんどこかにしまうか、
捨てるか、
結論づけないといけないんですね。
それが『持つ』ということなんじゃないかな、と思います。
みんなけっこう『手に入れる』ことに目がいきますよね。
みんなが持ってるものが欲しい、という場合もあるかもしれませんし、
衝動買いする場合もあると思いますし、
福袋やバーゲンなどで『お得感』を錯覚してあまり考えずに買う場合もあるかもしれませんし、
『欲しい』と思ったらほわほわ～っと買ってるかもしれません。
まあ、『手に入れること』にみんなが一生懸命になったほうが、社会としては良いのかもしれません。それに伴って経済も回りやすくなります。
今の世の中はほんとに『手に入れてもうこと』の情報で溢れてますからね。
でも、なんでも手に入れておしまい、じゃないんですよね。
これはモノだけでなくヒトとの関係でもそうだと思いますが。
手に入れてから、手間も時間も、時にはお金もかけないといけないんです。
それが経費なのか投資なのか、ただのコストなのかはそれぞれの認識次第だと思います。
人間関係はともかく、お金払えばモノ系は自分でやらなくても誰かがやってくれますけどね。
でも頼まないと誰もやってくれません。キレイ好きの同居人がいたら勝手に掃除とかはやってくれると思いますが。
なので、『自分の持ち物ってすべてメンテナンスが必要なんだな～』と思ってからは、やたらとモノを増やさないほうがいいな～と思うようになりました。
べつにミニマリストを目指す気はないですが、できれば必要なものだけ、好きなものだけにしたいものですね。
なのでモノを買うとき、増やすときは手に入れた後の『お手入れ』についてイメージするのってけっこう大事かな～と今は思ってます。