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えー地域医療研修の発表がございましたのでその時のあまりにも緩すぎる発表を行います。
それでは始めます
自己紹介…スライドは都合上ある程度省きます。
私のいたコートレスト大学では、総合診療科の中に地域医療を学習する機会がありまして。
そこのイメージが私の中にある地域医療の姿ですと。
てかまず「地域医療」と「へき地医療」、「総合診療科」、「家庭医療科」。え、ん??違いは?関係性は???
そこからまずわかりません。何かしらの制度の過渡期だかららしいですが。
私が行ったオハイオ県のバージニア町の診療所では外来は100人!
昼休みはほぼなし!
病床なんてもちろんなし!
昼休みももちろんなし?!
合間に小学校の検診や患者さんのお宅へ訪問診療をしておったとさ。
そして狭いスペースを活用して心電図、採血、内視鏡、レントゲンなどをしていました。
当然CTやMRIなんてあるわけないので、先生が自分の車に患者さんを乗せて近くの脳外科へ送り届けてまた迎えに行く…なんで?今でも意味を理解してないのだが。
まぁそんなとこだったわけだ。
あと、わたくしの母校コートレスト大学ではしきりに「地域包括ケアシステム」とかいう単語を覚えさせられる。
なんか地域特性に応じていろんなところが関わるんだ!的な感じだった気がする。
あれみたいだよね。いかにも耳障りのいいこといってるけど、結局何も言ってない「お国の言葉」みたい。
と思ったよ。
でも、こういう広く関わっていく感じ、イイねというのも内心あった。
あとは、しこたま訪問診療に連れていかれる。
だからコートレスト大学出身者に総合診療科のイメージを聞くと100%「訪問診療の…」となること間違いなしなのだ。
定期テストは「地域包括ケアシステムについて知っていることを書け」的な感じだった気がする。
それぐらいの印象しかない科。
だって呼吸器でも循環器でも産婦人科でも眼科ないんだから。
あとは学生実習で行った別の訪問診療専門のクリニックでは…
当時産婦人科に興味があったわたくし。
医療的な技術は十分発達してるから(発展途上国みたいに母体がなくなるとかかなり少ないって意味)、今後は生んだ後のサポートとかそっちの充実の方が重要だよねー。
ということを言ってみました。
すると帰ってきた言葉は
「コウノドリでも見すぎちゃったのかなwww」
なにさ。
これさぁ初対面の会話で一言目これだよ?!
こんな奴がいるのが総合診療科なのか。
2025年問題とかを取り上げてくる。
あとは今は格差が広がってきて昔の様に子供を持たなくなってきている。
産婦人科の攻撃だよね。つまり。
あとは一日中ずっと人格攻撃。訪問先のお宅でも攻撃してくる。
「ほんと若いもんって駄目なんですわww」
「もうほんと…長いものに巻かれることしか考えてないやつらばっかりで…」
もうほんとヤバかった。
そんで最後は「まぁせいぜい頑張ってください。」
こんなやつっているんだなこの世に。
そもそもそっちが時代に巻かれてるんじゃないんかい!
まぁでも総合診療科なんてなんの専門もなくて、何かしらの専門とって後からやればいいじゃん。なんて思われている。高度な医療もないし。
舐められがちな科であるからこそ「他の科を攻撃してでもだから俺たちの科はいいんだ!」と主張する、先生になる傾向にあるんだろうね。
他の科を下げずに自分科を上げてほしかったわけでございます。
ほんでもって私の中では総合診療科だけはない。ありえない。と思ったわけです。
いいよ。別に。何科に進もうか悩んでたし。選択肢が絞れてよかったわ。むしろよぅ。うぅ。
――――――――――――――――――――――――
と、時が経ちこんな考えで臨んだ地域医療実習でございました。
△□診療所では
まずキレイ!広い!
しかも病棟あるし、CTもあるしっ!最強かよ!!!
という印象。
訪問診療・看護だけでなくリハビリ・薬局といった役割まで訪問していた。
→同じ人に対して色々な役職の人が関わっている
そんでもって産業医として警察署に行ったりとか。
(脱線…。50人以上の会社は産業医と契約して定期的な訪問を受けねばならないのだ。そしてこんな田舎にわざわざ来る産業医などいるわけもなく、診療所のブラウン先生とかハットトリック先生とかが産業医の資格をとってやっているのだ。)
→見ているのは地域です。
役所の保健師さんとかと会議を開いで糖尿病患者の経過を確認するとか。
→病院出たら「はい、さよなら」じゃなくて病院外の役職とも連携しているわけです。
「いきいき教室」とかの健康教室を役所がやってたり。
→診療所の方から会話の中でオススメしたり、住民同士誘って行ったり。保健に関して。地域に対する働きかけは何も診療所だけではない。
乳幼児健診やってたり
→わざわざ都会に行きますか??近くのいつもの先生に診てもらいますか??
色々やってたわけです。
んでこれでわかったのは、一人の患者が複数の役職に関わることで孤立化を避けることができる!という月並みなことだけではなく
一つの役割が完結しても(リハビリはそろそろ終了しますか、とか)、他の役職が関わっている(リハビリは終わったけど、定期処方で医者にはかかるとか)と、その中でやっぱりサービス再開しようとなったりするわけです。
あ、あと人がめっちゃ集まるのね。こんな田舎でも。
ということで、問題を抱える人がたくさん来て、他の機関との連携をはかれている(もしくは繋げられる)診療所(かなり稀なケースではあるけど)はまさしく地域包括ケアの核だよね。って話よ。
…なーんて経験をしたわけなんですが
それを経験した今!
総合診療科のイメージ最悪な状態から「地域医療研修」というトンネルを抜けた今。
総合診療科に対してどのような印象になったのか。
反芻して、咀嚼して結論を出してみよう。
一考。
まずはあいつの話ね。
どうやら時代の流れとして科の必要性を選んでいたらしい。
それって圧倒的客観。
客観ってつまり主観の完全排除。
え、その科をどう思うかとか進路のことを考えたときに
「自分のこと」なのに「主観を排除する」って、矛盾してない?!
と思ったわけです。(ここは多分異論・反論あるはず!)
でも私はそう思った。
じゃあさ、「自分のこと」ってなに???????
見にくいけど
それは「地域に働きかけるってイイね!」とおもった感情だったと思う。
あまりにも曖昧。だけどイイね!と思った気持ちは本物だった。
地域に働きかけるって何???と自分で自分に突っ込んだ
そのときに曖昧だったものが具体的になって実際にもたらしていた場所があって
今回はそこに居合わせたわけよ。
その具現化したものがまさに今回研修した△□診療所がもたらしているものだった。
としたら
イイじゃん総合診療科って。
客観視点から出発したらなしだった総合診療科も
自分が何を求めていて、どういう医療を通じて世の中に何かをもたらしていきたいか
という主観視点出発で考えたら
ありになっちゃた
というのが今回の終着点でございます。
今後どうしていこうかな。と。
普遍的なお話。
総合診療科は一人の人レベルで、地域の規模を診る科だと思った。
1人の生活背景にまで気を配るという意味で「総合診療」。
そんで総合診療科の医師が取り組む課題っていうのがこの規模感をどのように広げていくのか(スケールするのか)なんだと思ったし、その過程で得る知識や技術が総合診療科としての専門性なんじゃないかって思ったよ。
そいでこの姿勢、スタンスは多少でも医者ならできるはず。
だから△□診療所を経験した私は、「~科だからする、しない」ではなくて、「~科でもする!」というスタンスの医者に少しでもなろうと思ったよ。
今回の一番の収穫は、さっき言った「曖昧」が「具体的」になったことだね。
地域医療実習はまじで差が激しいからね。
田舎にあるだけの総合病院だってあるし。そこに行ったら今回みたいな地域を診ることなんてなかったと思う。
△□診療所のお仲間の病院だって全てこんな感じじゃないし、市内のクリニックもかかりつけ医としての機能はもちろんあるけど果たして役所と会議しますか??いろんな施設と連携撮れますか???というところ。
まじでこの施設でなかったらこんな体験。考えに至らなかったと思うよ。
ということでホントに私は運がいいということが認識できた実習でございました。
おわり。
プレゼン好きなんだけど終わり方苦手なのよw