おとうさんへ

まだ
この日の
この時間は
眠れません。

きっと
何十年も繰り返したから
これからも
きっと
そうなんだと
思います

幼い私は
まだ
あのとき
何が起こっていたか
わかりませんでした

また
いつか
一緒に
遊んでくれるんだと
信じていました


時が経って
この世界が嫌になって

だから、本当は
もう
おとうさんのところへ
会いにいっている予定でした

だけど、
やっと
おとうさんみたいに
甘えられる人ができました

だから、
ごめんなさい

もう少し
待っててください。

あと40年くらいたったら
会いに行きます。


今は
幸せです。

だから、
安心して眠ってください。

帰ってきた君は

泣いてるボクをみて

『ドラマだよ、映画だよ、だから大丈夫』

それで泣いてたわけじゃないんだけど…

いや、それ観てないとったけど…

そうじゃなくてね、
そうじゃなくてね、

君の事を考えてたんだ

『ずっと一緒』は
あと どれくらいなんだろ?

『もっと早く出会えたら』
そう 思っても
全てがタイミングだ

あくまでも
君は前向きだ

『人生の半分以上、たぶん一緒にいられる』

そうなんだけど、
そうなんだけど、

空白の記憶が

つらかった記憶が



『あなたより 先に 逝くの』
事あるごとにあなたに言う

『あなたが いないと 寂しいから』
だから、私は先に逝きたいの


『あなたがいないと 生きていけないの』
寂しくて、きっと、
何にも できないから


あなたに会って
世界が変わった


一緒に
一緒に

歩いて
歩いて

笑って
笑って

泣いたら
なでてね

永遠に続けばいいのに

時間だけ
矢のように
過ぎていく


どれだけ
傍にいられるのかな?


毎日 毎日

そう
思いながら

あなたの帰りを待っています

疲れたり
行き詰まったり
思うようにいかなかったり

そんなときは
魔法のことば

『大丈夫』

前を向け、
空を見よう

幸せは誰にでも
めぐるもの