怒りや憎しみ、復讐心と言った、マイナスと言われる感情は、本当にマイナスなのだろうか。

ここ数日、考える事といえば「自分なんて要らない」「自分なんて死ねばいい」等という事と「あいつなんか死ねばいい」「あいつなんて生きている価値なんかない」「くたばれ」と、ドロドロとした感情でいっぱいだった。

けれど、そのドロドロとした感情を燃やし、奮い立たせ、「生きる」という気持ちを自分に再び持たせたのだ。



「復讐なんか何も生まないよ」
「復讐なんて虚しいだけだ」

何てよくどんな漫画でも映画でも、出てくる台詞だけれど、本当にそうなのだろうか。

巷で話題の「鬼滅の刃」の主人公、炭治郎も妹禰豆子を鬼にし、多くの人間を殺してきた鬼舞辻無惨に「地獄の果まで追いかけて必ずお前の頸に刃を振るう」と言い放っているシーンがある。

そう言われている相手が悪役で、言っている方が主人公だからって、復讐心は復讐心で変わりはない。

どんな感情でさえ生きる為の糧になれば、それはプラスに働くのでないのか?と、私は思う。

そして巷で「夢」や「目標」といったモノとも、そう大差ないのではないか、とも思う。

現に私は、憎しみと嫌悪、復讐心で今ここに立てている。生きている。

時を巻いて戻す術はない。
瞬間瞬間で選び取った答えが、その人の血肉になる。

だから待っていろよ。

この憎しみを向けられていると自覚している、そこのお前。
私はいつか、お前に、地獄を見せてやりたいと思っているよ。
後悔しても遅いぞ。
時を巻いて戻す術はないのだからな。

楽しみに待っていておくれ。