5月末、ダンナの店が廃業した。

閉店の告知を出した時は、感傷的になったし哀しい気持ちもあった。
だがしかし。

ぶっちゃけ、サラリーマン家庭に育ち、会社員生活を経て
会社員の妻で専業からパート主婦の私に
ラーメン屋の妻は無理だった・・・。

家事はワンオペになり(サラリーマン時代は料理はするダンナだった)
夜遅く帰宅するダンナに合わせて食事を作る回数が増え
時には店の手伝いに出て
店の張り紙をデザインして印刷してパウチして貼りに行き
毎晩くっそ脂っこい店の服やダスターを洗い
毎朝欠かさずSNSに告知を出し
グーグルマップのビジネスを管理し
バイトを雇っていた時にはシフト管理し

それなのに1円も稼いで来ないダンナは1人で追い詰められていたのか
喧嘩は増え
そのたびにお前は何も支えてくれないなどと言われ
罵られ叩き潰されメンタルをやられ

離婚を考えて将来の金の計算をしては自分の愚かさに打ちのめされ

あ、これアレか
サラリーマン家庭育ちの私に無理だったんじゃないわ

誰だって「1円も稼がないラーメン屋の妻」は無理って話だわ

ようやく店が廃業してくれた。
しんどかったんだな、私。

ダンナの次の仕事はまだ始まらない。
働く目途は立ったが生活を支えるだけの収入になる見込みが低い。
生活を切り詰めるってどうやるんだ。
今でさえ外食しない外出しない、

スマホは家族全員格安キャリア、保険も最低最小限、
買い物は安い店を週末に3件5件回って済ませているのに。

店の始末に関しても金銭的リスクはまだ大きいままで
本当に必要な資金を回収できるか、保証はゼロ。

家は売れそうにないし
値下げすれば買える家がなくなるし
先行きは実際のところまだ真っ暗なままで見えてない。

それでも、ダンナが1円以上は稼いでくると思うと
それだけで気持ちが違う。
少しは先が見えてきた気がする(気のせいだっつの)。

ナチュラルボーンモラ夫は変わらないだろうし
離婚はできないし
お金は足りないし

いいことがありそうな気はしないが
それでも、ラーメン屋の嫁じゃなくなっただけで

気分がいいわ!!
くっそ暗黒の1年半だった!!!!