先日のお稽古の時
生徒さんに言われた。
実は今、あるセンターで別の仕事をしているのだが
「先生がいると思って○○センター行った時、
先生どこにいるかな?って
キョロキョロ探してたんです。
先生、○○センター入って左側の所にいるんですか?」と聞かれた
「ううん、違うよ
わたしは2階にいるから」
と言ったら
もう一人の生徒さんにも言われた。
「わたしも~この前○○センターのぞいたら
入ってすぐの事務所の左端に
先生とそっくりの人がいたけど
お仕事中だったから声かけなかったんです」
と…。
生徒さんとはもう20年近くの付き合いになる
私の顔をうろ覚えってことはないくらい付き合ってる
その生徒さんがふたり揃って同じことを言っている
「あ~~~、そうなんや
誰かな?
でも私やないわ」
「すごく似ていて…。」
「そうそうそっくりで」
出た!
すごく似てる
そっくり
この言葉
うまれてから今まで何度言われたか知れない
○○さんて誰誰とそっくり
とか、知り合いに似てるとか
親戚のおねえちゃんとそっくりとか…。
でもほとんどが有名人じゃない
お花見に行って
酒屋の前で立ってたら
じ~~っとある人にのぞき込まれ
「○○さんですよね~
○○です、お久しぶりです~」
なんて
全然知らない人から
面と向かって知らない名前で声かけられたこともある
慣れているので驚かないが
気まずい
「あの~、たぶん、人ちがいかと思うんですが…」
「すみません」
となぜか謝る自分がいる
向こうは慌てて
「すみません、あまりに似ていたもので」
と言う、
ごめんなさいと謝られるが
「いえいえ慣れてるのでお気になさらず」
と笑顔でお別れすることになる
待ち合わせ場所とかで
立ってると
笑顔でこっちに向かって走ってきて
寸前に違うとわかって
残念そうに方向転換される
なんてのもある
あ~また間違われたか
と思う
つくづくありふれた特徴のない顔なんだなと
思い知る
目が大きいとか、鼻が高いとか
個性的な部分は何もなく
印象が薄いのである
案外
○○さんの顔思い出してみ~
と言っても
人は私の顔は思い出せないのかもしれない
それにしても
あまりに
似てる人
と言われる事が多い
わたしにはドッペルゲンガーもなんのその
3人どころか何人おるんやというくらい
よく似た顔が世間に転がってるらしい
ドッペルゲンガーって
この世に自分にそっくりな人が3人いて
3人会ったら
死んじゃうんじゃなかったっけ?
詳しいことは忘れたけど
だとしたら
もう私はとっくに死んでいる
(北斗の拳か?)
でも、まあ自分が自分にそっくりだという人に
あんまり出会った記憶はないので
まだ生きてるんだろうか?
人が見る私ってのは
いったいどんな顔なんだろう?
自分てのは
結局自分の顔を鏡でしか見たことがないから
ある意味一生自分の本当の顔は見れない
切ないもんや
自分だけがじぶんの顔
生で見れへんのやもん
出会っててもわからんのかもなぁ~
なんてまた考え出す。
人が見る私ってのは
いったいどんな顔でどんな人なんだろうなぁ
とふと思った
結構深いなぁ~。
明日仕事に行ったら
事務所の左にいる人の顔を
そっと見てみようと思った。