多幸山の怪
沖縄の観光施設の一つにRがある。
昼間はにぎやかな観光施設だが、このRに向かう道は急なS字カーブがあり夜ともなると危険な場所だ。
あるとき、このカーブを毎晩のようにバイクで走るグループがいた。
S字カーブでバイクの腕を競おうと言うわけだ。
ところが、カーブのあたりに来るとこの日はなぜか皆転んでしまう。
何かあるのではと誰からともなく言い出した。
メンバーはバイクを降り道を点検し始めた。
…転ぶようなものは何もない。
そのうち、今日は調子が悪いのかもしれないと一人が言い出した。
帰ろうと言うことになり全員がバイクの元へ・・・。
「待って~。」
振り返ると最後の一人がカーブから動かない。
「何やってる、早く来い!!」
「足が動かないってば、助けて」
見ると、そこには地面から生えた手が足首をつかんでいた。
このカーブでは今でもバイクの事故が耐えません。