こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます!
「放送通訳者のつぶやき」としながら
あまり放送現場について
書いていないことに気が付きました![]()
![]()
今日はあまり時間がないので
少しだけ。
CNNは原則30分交代の同時通訳。
同時通訳にしては
一人の通訳担当時間が長いので
集中力を保つのが結構大変です。
他局では数分交代なんていうのもあります。
また他局と違って
完全に事前情報や原稿なし、
ぶっつけ本番、生放送の同通です。
突然、どんな速報が入りこんでくるか、
キャスターがどんなジョークを飛ばすか、
全く予想がつきません。
対してNHKは基本、
事前に現地で流れた放送を元に
通訳者がメモをとり、翻訳原稿をつくり、
音声に合わせて通訳者が原稿を読んで
事前収録しているので
「いわゆる同時通訳」でないことが多いです。
ただし事前収録なだけに
こなれた、わかりやすい日本語に
訳されているかが重要なポイントで、
生放送のぶっつけ同時通訳とは違う意味で、
厳しい世界です。
通訳前の準備時間があるか、ないか、
準備時間が長いか、短いかで
通訳の出来栄えに大きな違いがでます。
視聴者の皆さんにはそんなことは
関係ないのですが、
その辺の事情を少しでもご理解の上
お聞きいただけるとありがたいです![]()
YOKO![]()