父の仕事の関係で小学校の4年間
当時の西ドイツで暮らしていました。
私が通っていたギムナジウム(日本でいう中高一貫校)では
5年生から英語の授業がありました。
ドイツ語と英語は似ているといえば似ているので、
英語の授業の進度は日本の英語の授業とは
比べ物にならないくらい早かったです。
始まりはもちろんThis is a pen. どころじゃなく、
いきなり物語。一話の長さもすぐにどんどん長くなっていきます。
英語をドイツ語で学ぶという不思議な体験となりました。![]()
振り返っておもしろいなと思うのがその英語授業のテスト。
なんとディクテーションと作文だけなんです。![]()
記号で答えるテストなんて一切なしです。
考えてみれば、ディクテーションと作文をみれば
その人の英語の総合力が一目瞭然でわかりますよね。
ということで今担当させて頂いている社会人クラスでも
1期に((お忙しいみなさんなので)2回だけ
音声課題のディクテーションをお願いしています。
みなさんTOEICでいうと900点前後とかなりおできになりますが、
ディクテーションをすると弱点がどこにあるのかが露わになります。
語彙力不足、文法知識があいまい、背景知識不足などなど。
自分の弱点が痛いほどみせつけられる上
面倒くさいこの作業は生徒さんに正直不評ですが、
成長に欠かせない痛み
なので
がまんしてやって頂いています。![]()
実際のところ、面倒くさいと思う作業を伴う勉強をすればするほど
力って伸びるんですよね。
受け身ではなく、よりアクティブな勉強をすることが大事ってことでしょうか。
No pain, no gain![]()
Yoko