作:成井豊・真柴あずき 演出:イマじろう!!
〈劇団月光斜〉
『元治元年五月十日。
今日はいよいよ新撰組の入隊試験だ。
あまり気は進まないが同時にわくわくしているのも事実だ。
近藤勇や土方歳三が実際はどんなやつなのか、
この目で確かめることができるのだから。』
武士として生きたいと願う立川迅助と、
武士であることに苦悩する小金井兵庫
蛤御門の変において、彼らは一人の女性を助けるが…
―歴史から忘れられようと、俺は奴らを忘れない
以下感想
上記の最後の独白は、誰のものなのでしょうか?
話の流れ的に兵庫かと思いきや、
そうすると“奴ら”が誰のことやらという話に
少しあらすじを書いていて気になったので
さて、2時間半と聞いていたので少々不安だったのですが
あまりだれることもなく、楽しむことができました。
話の情報量が多いため、
前半は説明や伏線に時間・シーンを費やしていたのですが
役者の演技力のおかげか
そこまで気にはなりませんでした。
逆に言えば前半はこれといった目玉も
とくにはなかったかと
対して転以降の盛り上がりは素晴らしかったですね
最後のシーンは鳥肌が立ちました
(10年後の3人と羽織の3人が前後に並ぶところ)
そして殺陣のクオリティがすごかったです
6人同時斬り合いのシーンはもちろん圧巻でしたが、
そのほかにも随所に殺陣が散りばめられていて
観ていて楽しかったです
ダンスもオープニングだけでしたが、
もう少し見たいと欲が出そうなくらい素敵でした
長州勢の役者も悪くはなかったのですが、
台本の問題でしょうが、やはり新撰組がメインで
行動の動機や説明が省かれすぎで、移入しにくかった気がします
(役者自身も大変だったのではないでしょうか)
それと、最終公演に行ったのですが、
OBと思われる方たちの観劇の仕方が
個人的にはあまり好ましくなかったです
劇自体は面白かったのに残念です
最後にひとつ言うなら、
新歓公演というならもう少し短めで
初心者でも行きやすい台本だとよりよかったと思います
実際に行って観てみれば
十分満足する内容ではありましたが
