今年3月に明るみになった、北海道旭川市立の中学校におけるいじめ問題に関して、本日記事になったニュースを見て感じた事を述べます。


いじめに遭われた被害者の生徒さんのご家族に、当時在籍していた中学校の教頭が、

10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。1人のために10人の未来をつぶしていいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみてください」と言ったと、ニュースでの記事を目にしました。


教育者の前にひとりの人間の考え方として、命の重さを比較する事自体が、まずナンセンスだと思います。


大切に育てた我が子を亡くしたご遺族に、

教育者たる人間がどんな精神状態で話したのか、理解に苦しみます。


教頭だけに限らず、

校長や担任の教師たちも、どう見ても、どう考えてもいじめと明らかに分かっていたにも関わらず、何かにつけて言い訳がましく、実に非人道的です。


風化させないどころか、

もっとテレビを始めとするメディアで

取り上げなければいけない!


第三者調査委員会も旭川市教委も、

調査する事って、色々な諸事情が絡まって

大変だとは思いますが、

亡くなった生徒さんの無念を改めて肝に銘じて

どうか踏ん張って頂きたい!


真実に対する社会やメディアのアプローチのセンスの無さをはじめとする報道の仕方や、

加害者たちのセンスの微塵もない誤魔化し方を、事件発覚直後からネット等で目にしていた事もあり、

ご遺族のお気持ちをお察ししますと、

熱くならざるを得ませんでした。


いつの日にか、

亡くなった生徒さんとご遺族の方々の涙が乾く日が来る事を、心から願っております。