year2066.34.Alexcapcerd | ふくの福の音ブログ  

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主に、モーニング娘。について書いてます。
譜久村聖(みずき)さん推しです

スポーツはバスケ部でしたMLBも好きです

また、社会問題についても書くことがあります
宜しくお願い致します。

year2066. 原作ふく


Southpacfic


ニュージーランド近海(日本時間22日)


モササウルスのアレックスが米軍の攻撃から逃れていた


数十メートルの複数の水中ロボット・クラーケンが、アレックスを追いかける



新たに開発した特殊な魚雷を放つが、アレックスは避けていく



海上には、駆逐艦艦・オニビやイージス艦・タムラはじめ多数の戦艦が配備されている



外交官キムラ・シュバルツが特務で指揮官を務めるため、迷彩の軍服を着している


慣れないためか、黒髪が一部寝癖のように崩れ



「Lポイントに追い込んで行け!」 



「はっ」



「やれ!」

指揮官が命令を伝えると、兵士は遠隔操作でロボットを動かしていく



「ラジャ、プログラム入れます」




キムラが横のミラを尊敬する眼差しで見入る

「無人兵器なら遠隔操作で済む」



「さすが東京の技術です」



「ミラさん」



「ええ」

ミラが不敵な笑みを浮かべている


髪は金髪にダイヤのイヤリング、赤いワンピースタイプ、赤いブーツ



「東京の技術は唯一無二ですから」

得意げにミラは言う



「まさかあなたが協力してくださるとは思いませんでした」

キムラはまさかミラが協力してくれるとは思わなかったようだ



「そうですね、東京には飽きてたし、ちょっと遊びたいと思って」

ミラがいたずらに言う



「これは遊びではありませんミラさん、政治戦略なのです」

キムラが真顔で言う



「ふふ、分かってます」


「化物を捕まえたらとびっきりのサービスしちゃおうかな♪」


ミラはキムラの耳元に近づき、肩に手を掛ける


甘く、透明感のある匂いがキムラを誘う


「キムラ様、今夜空いてます?」

ミラが上目遣いで誘う



「・・・」



「ニュージー軍から通達です」

兵士



「構わん、切れ」 

キムラは冷静に命令する



「外部信号来ました、・・海域から退去しろと」 

兵士がキムラに伝える



「関係ないわ!やるったらやるのよ!」

ミラが強い口調で兵士に命令する



「は、はあ・・」

兵士は困惑する




ミラは東京の最高機密である技術資料データを盗み出し、米国に流出させていた

 




ニュージーランド首相官邸



「我が海には観光船も走っているのだ、米国の行為は挑発行為としみなし、自然保護方違反のため、直ちに退去命令を出せ!」

ルーン首相が国務長官に命令する



「はっ」

国務長官






日本・Tokyocity


大統領官邸・大統領室


「大統領、チェルシーの情報によると、米国のモササウルスの捕獲作戦が始まったようです」

外交官オガタがジョーダン大統領に伝える


スポーツ刈り黒髪に赤い眼鏡、グレーのスーツ



「そうか・・」


金髪を固め、紺色のスーツを着している



ワープホールが出現、マレが大統領室に現れる



「マレ、そのホールは」

ジョーダンはマレが特殊ボールで来たことに不意を突かれた



「モッサーが心配で・・」


黒髪がボブに、横浜高校の制服



「モッサー?ハハ」

オガタが笑う



またワープホールが出現し、マイ・櫻井・シュナイダーが大統領室に現れる



「モッサーではなく、アレックスです」

マイが言い直すように話す



「マイ、こちらの機密情報のデータの流出の出所は掴めたかね?」 

ジョーダン大統領がマイに問いだす



「Yes」マイが即答する


髪の先を紫に染め、黒のタイトスーツを着ている



「ミラさん・・、ミラでした、」

マイは咄嗟に言い返す



「やっぱり」

マレは分かっていたようだ



「なんと!本当かマイ」 

オガタは今知った



「Yes」



「ふう、やれやれ」

ため息を吐きながら椅子から立ち上がるジョーダン



「ジョーダン大統領・・」

マレは緊張する



ジョーダンが背を向ける



「DELETEだ」



マイが口唇を噛む



「当然です、国家最高機密を流したのですから、抹消されて当然だ、マイ、チェルシーと頼む」

オガタが冷静にマイに命令する



「ミラの行動には冷静さを欠いた感情が先走る心理が動いていると思われます」


「国家情報の漏洩は大罪、逮捕し、処分が妥当だと思います」  


マレは落ち着いた口調で冷静に考えを話す




「私も・・同意見・・です」

マイも同じ考えだ



「私がやる」

レイがワープホールから現れる



「レイさん」

マイは嫌な予感を感じた



「ミラを討つ」

レイの変わらず白い髪が美しい、黒のタイトスーツ




「レイさん、それじゃ殺人罪A級に」

マレは至って冷静だ



コンコン(ノック音)

 


ユウが大統領に入ってきた

「ジョーダン」


銀髪に、黒いスーツ、ビジネスシューズと、身なりがビジネスマンのような身なりになっている



「Mr.ユウ、普通だな・・入りが



「ソウが米軍に潜り込んでいる」



「さすが忍者だ」

オガタがにやっとする



「米軍に?聞いてません、本当にミラさんを殺るんですか?」

マイがオガタに言い返す



Yes、そうだね



チェルシーがワープホールから現れる


紫の髪がCOOL、黒のタイトスーツを着ている



「エムは?連絡が取れないんだ」




「こちらからアクセスしてみる、実はチャンにも協力してもらい、予告してもらえた」

ジョーダンはチェルシーに状況を伝える



「その予告には?」 マイが確認する



「モンスター、アレックスがワシントンの街を破壊しているのが見えたそうだ」

ジョーダンの目色が変わる



「よし、チームで動こう、マイは待機、レイ、ロイとトーマス私たちで動くよ」

チェルシーはレイの顔を見る



「大統領、指示を」



「DELETEを・・」



「大統領、ミラさんを生かします、


チェルシーさん、私もアメリカに、アレックスを止めて助けなきゃ」

マレはジョーダンを遮って違うことを伝えてしまう



チェルシーがあっさり諦めた様子


「フフ、マレらしいね、いいよOK!」



レイがムスッとする



「ジョーダン、私がエムとアクセスする」

ユウが大統領室を出ていく



「え」 

ジョーダンは呆気に取られる



困惑するジョーダン


ええ・・、私は大統領なんだけどな・・・





ニュージーランド近海    



ロボットたちがポイントに追い込み、


特殊ネットにアレックスは引っ掛かる


アレックスの強靭な力でも破れない


電流みたいなものがアレックスを蝕む



「ぐぅっ・・」


アレックスが気を失ってしまった



ロボットがアレックスを捕獲する



歓喜する兵士たち



駆逐艦オニビ



プロフェッサー・マグマが操舵エリアに


「クック、これでアレックスに会える」



「Mr.マグマ、ありがとうございます!」


キムラ、マグマ、握手する両者



「おめでとうございますキムラ様♪」

ミラはキムラの手を取り



「ありがとうミラさん!」


ハグし合う二人




アメリカ・ホワイトハウス


「うむ、そうかそうか素晴らしい」


「これでわが戦力は莫大になる、国連も手も足も出なくなるだろう、Mr.マグマに多大な待遇をしなければ。Mr.キムラ、後は宜しく」

タムラ大統領が不敵に笑う




「はっ、アレックスを専用施設まで連行します、はい、ええ、はい、かしこまりました、では」

キムラが笑みを浮かべながらスマホを切る



ミラがキムラに飛びつき



「本当に良かったわ、これでキムラ様も御出世ね♪」



「まだまだですよ」



「じゃ、今夜は〜約束どおりサービスしゃうね♪」

ミラがキムラの腰に手を回す



「あ、妻と娘に報告を・・」

キムラは目を泳がす



「あらあ!ダメなの私じゃ・・ねえ?」

キムラの胸に飛びつき上目遣いをする



「・・・」

何も言えなくなるキムラ




専用船で輸送されていくアレックス


アレックスは動かないままだ


意識の中で、アレックスは助けを求め波動を出した




太平洋


アメリカに向かうステルス機に乗るマレに、アレックスの出した波動が届く


「いった」

マレは突然、頭痛に痛がる



「マレちゃんどうしたの?」

マイがマレに振り返る



「頭痛が・・」



「大丈夫?酔い?」



「いえ、何か電波みたいなものが頭の中に・・南アフリカでも、ティーラーのテレパシーが頭の中に入ってきたんです」

マレが頭に押さえている



「そのテレパシーって、じゃアレックスも?」



「その可能性があります、アレックスが助けを呼んでる!」



「でも、今はチームと合流しなきゃ・・」



「てか、マイさんなんで私までこれ?、チェルさんに怒られますよ」

マレは納得していない様子



「いいじゃない悔しいの、これなら理由付けできるし」



「まあ、感情で動くのは命取りですよ、今は感情は禁物」



「わかってるよもう!マレまで突っかかる気!」

マイがマレに強い口調になる



「感情は禁物ですよ」



「マレ〜、私をバカにしてるでしょ!」



「あ、ちょ前!危ないです!」



グラつくステルス機



「アイキュー何とかかんとかって言ってけどね!私たちのやってることはすっごい◯△◯☓なんだから!」

マイが操縦桿を乱暴に扱う



「マイさんちょっと前ー!」



ステルス機がものすごい勢いで加速していく



「ひゃーマイさんごめんなさい〜!落ち着いてマイさん〜!」



そのままアメリカに向かっていくマイとマレ


なんだか、合うのか合わないのか大丈夫なのかこのコンビ




その夜、ワシントンとあるホテル



キムラ・シュヴァルツとミラがベッドに添寝している



キムラのスマホが鳴る


スマホを手に取る

「どうした?」



「何?専用ロックの調子がおかしい?技術者がいるだろう?」



「そっちに任す、いいな」



「キムラ様?」 

ミラは目をこすりながらキムラの様子をうかがう



「ああ、いえ、何でも」

キムラは冷静に返す



シーツを巻いたミラ

「あらそんなお顔して〜こっちにきて〜」



「分かってますよ」



・・・・・





とある米軍海軍施設



専用船に輸送されたアレックス



兵士たちが多数、専用船の補修に当っている

「どうだ?直ったか?」



「いいや、まったくこんな時に技術者がサボりかよったく、こっちはやらされ損だ」



兵士「しかし、大丈夫なのか?、いくら眠っているとはいえ」



「おい、直らないのか」

上官が兵士たちに確認するがどうも直らない


「はっ、すみません」



「何でもいいから担当技術者を呼んでこい!」

上官が指を指しながら強く命令する


「はっ!」



兵士たちがその場を後にする



「ふう、まったくこんな時にキムラ様も・・」

上官はため息をつく



専用船内



アレックスの目が開く





続く