year2065. 原作ふく
Desember30,Fryday,Newyear’sEve
Kanagawa・Yokohama
まだ雪が残る・・
朝AM9:00
マレの自宅
マレの父親のマートンが愛車を磨いている
ポルシェは健在で、永く愛されるブランドのようだ
「うし、オッケイ」
「おし、レン、後ろ磨いていくぞ」
マートン・レドール・岡村
マレの父親44歳
「うん」
レン・レドール・岡村・・・中学2年生の14歳マレの弟
弟のレンが父親のマートンと車を磨いていると姉のマレが玄関から出てきた
「お父さん、東京に行ってきます!」
「おう、気をつけてな!」
キッチンから母親のレラがマレに忘れ物はないか確認する
「マレ、忘れ物ない?」
「うん、ない。じゃ、そっちはよろしくお願いします」
「うん、バッチリ掃除しとく!、チャンちゃんによろしくね」
「それと薬持ったよね?」
「うん、大丈夫。じゃ」
「じゃ、レン行ってくるお願いね!」
「うん、マレ姉、気をつけてね、身体無理すんなよ」
「優しい弟ね、じゃよろしく♪」
マレはスマホから東京シティ製のタクシーを出し、新横浜駅へ
新横浜駅から東京シティへ向かう
東京シティ大統領官邸
オーマ、ミラ、マイが大統領室を大掃除を行っている
「はい、パンダこれとこれと・・・」
ミラとマイは本整理
「これは・・なに?女性にモテるなんたらなんたら・・ったく」
マイが男の美学というイケメンが表紙の本を見つける
「んん?男の美学・・?」
「ぷっ」
「まぁ、クレセさんのお父さんだからねぇ」
「これは・・アルバム?」
ミラはパラパラページを捲る
「あ、大統領、わっか~」
「奥様びっじん~」
マイも覗き込んできて、ジョーダン大統領の妻であるエリザベスの若き頃の写真を見つける
「ん、あれそのアルバムって・・」
オーマが確認しようとするとその本から一枚の写真が落ちた
「写真?ああ~!」
「なに?オーマ」
「大統領と奥さんと、・・・?」
!
「うっそ、、」
「ミラさん何ですか?」
枚の写真を覗くと、信じられないものを見るマイ
「真ん中の女の人・・ええ!」
「写真・・夜大統領室を整理してるとき見つけたんです、どういうわけか歳を取っていないクレセさんがいて、目を疑いました」
「これは・・・またひと騒ぎかあ・・」
ミラは見てはいけないものを見た勢いで本を閉じる
MorningMusume’65は、明日COUNTDOWNライブに出演できない
LOCKIN'が主催する毎年恒例の大型フェス
数々のアーティストが集う
全国からも何組か出演する
大阪からアンジュルム、神奈川からjuice = juiceが出演
ハワイ
PM13:00
エリザベスの自宅 敷地が広く、プールもある豪邸だ
母のエリザベスとクレセリアが支度をしている
友人や親戚を迎えるためだ
豪華な料理が次々と並ぶ
チャイムが鳴る
「クレセ出てくれる」
「はい♪」
クレセリアが、親戚に挨拶する
エリザベスの妹夫婦とその娘だ
「アントニワさんこんにちは♪」
「クレセちゃん、今日はお世話になります、お料理手伝うわ、トニー、手伝うよ」
妹夫婦は、毎年恒例で姉のエリザベス宅に泊まりにくる アントニワに一人娘がいる
続いて、エリザベスの友人ガーベラ夫婦が
「こんにちはガーベラ、ようこそ、どうぞ♪」
トニーの声が聞こえると、ガーベラは嬉しい顔をする
「あら、トニーちゃん来てるのね♪」
トニー・・・ エリザベスの妹アントニワの娘
一同は外でパーティーを始める
賑やかな時間が過ぎていく
エリザベス、アントニワ、トニーが街へ夕食の買い出しへ
クレセリアは、トニーの子供たちの面倒を見る
最新の設備プールで遊ぶトニーの子供たち
「ごめんね、クレセちゃんうちの娘が来なくて、代わりにうちの夫が手伝うわ」
水着に着替えたクレセリア
「うふふ、そんなだいじょうぶですよ♪」
「クレちゃん!はやくこっちこっち!」
「はーい♪」
「いや、さすがMorningMusumeのリーダーだな~凄い」
ガーベラの夫が見入ってしまう
ガーベラに肩をバシ!と叩かれる
「嫌らしい目で見ないの!」
「クレセちゃんはMorning一のナイスバディだからね~♪」
日も暮れ、PM17:00
夕食を作り始める一同
豪華な料理が次々と並ぶ
賑やかな晩餐が始まる
時間が過ぎ、リビング
クレセリアたちはアルバムを手に思い出に浸る
ガーベラ、アントニワの夫は現地の昔ながらの仲間と飲みに行った
アントニワとクレセリアがアルバム写真を見ている
「ふふ、これクレセちゃん南アフリカで撮った写真よ、懐かしいわね」
「あら懐かしい~♪」
南アフリカは、急激な発展により、東京シティよりも早く科学文明が発達した
エリザベスは、小さい頃のクレセリアを懐かしむ
「お母様、これ私が何歳の時?」
「5歳くらいかね?覚えてる?」
「そうね・・」
クレセリアが思い詰めると、アントニワが口を開く
「・・・クレセちゃんは」
「?」
「お父さんのジョーダンのこと好き?」
「そうね・・・」
思いふけるクレセリアに、エリザベスは想いを伝える
「クレセ、あなたは私が生んだ子ではないけれど、あなたを生んだ子のように愛してきたわ」
「そうですね、勿論ですわお母様、外来から来た私を我が子のように育てて頂き、
Morningのメンバーに合格させてくださいました、本当に感謝しています
「エリザベス姉さん、子供好きだし、クレセは天からの贈り物だったわ」
写真には、ジョーダン、エリザベス、アントニワ、クレセリアが写っていた
日本 東京シティ
夜
ユミの自宅マンション
親父・・・。
はあ・・、姉さんもいないし、クミと3人か・・
クミなにやってんだろうな・・・
スマホが鳴る♪♪♪
「?マーガさん?」
「ユミ、今晩は。元気?」
「はい、」
「はぁ~い♪ユミさん今晩は♪」
マーガレット、ニコル、クラウド、サラ、チャン、マリアがスマホのテレビ電に
「みんな・・!サラ、皆大丈夫なの?」
「はい!皆病室なんですけど、皆でテレ電したいってニコルが電波一つにしてくれたんです!」
各メンバーたちがお互いの無事を確認し、励ましあった
「ユミさん、今夜ナミとノア、セシルがそっちに行きます♪」
「ナミちゃん女子会やりたいって♪きゃは♪」
「ナミが・・、ありがとう」
チャイムが鳴ると、ナミ、ノア、セシルが玄関に
ナミたちをを招き入れるユミ
ユミは、仲間の大切さが初めて身に沁みた
続く