頭がおかしくなる
そう思い、地下歩行空間から抜け出した。
外に出て、ひと息つく。雨が降っていたが問題ではなかった。
例えば、
傘が大嫌いな人がいるならば、その人にとって雨の日は耐え難いだろう。
木が苦手な人がいるならば、その人にとって森は地獄だろう。
私は『歩きスマホ』が嫌いだ。
正確にいえば『ながらスマホ』が。
ついでに言うと、信号無視もMAX嫌いだ。
・さして重要な用もないのに、手元に夢中で前を見ないでフラフラ歩く。
おバカ!
・食事中すら、食器を持たずにスマホを持ち、ダラダラ飯を食う。
醜い!
・男性用の立ち便器で用を足す時ですら、片手にスマホを携え、それを眺める。
チンチンを見ろ!!
このハゲーー!!!!
私がなによりも辛いと感じているのは、歩きスマホが当たり前になっている現状だ。
数年前まではもう少し注意喚起がされていたはずだ。
しかし、今は大多数が歩きスマホをなんとも思っていないように感じる。
家族で食事中にスマホをいじる娘が、家族に安売りデーについて話すCMが流れる始末だ。
ズレているのは自分だと分かっている。
今回の記事にユーモアも、ポエムも、オチもない。
文句であり、泣き言であり、
怒りである。
腹の奥の方で、黒い溶鉱炉が煮えているのを感じる。
巨大な怒りが収縮して、小さな殺意の種へ変わる仕組みを知覚する。
もう限界だ、
いつか私は虎になる。
もう限界だ、
明日にも俺は龍になる。
もう限界だ、
今に我は邪神と化す。
イィギャアアッッッ!!!!
ヴァン・ヘルシング!!!!
ーーーーーーーーー[完]ーーーーーーーーー
