幸運にも、9/14(日)の夜公演、こじまこの回を、後方ど真ん中の席で
見ることができました。

みんな言っていることですが、最初から、とにかく本当に出演者全員が
それぞれキラキラ光っていて、その生き生きとした躍動感に目を
見張りました。



私はミュージカルを決して頻繁に見ている訳ではありませんが、
この全体的な躍動感はプロフェッショナルなレベルであったと
思います。
やはり劇場で生の舞台を経験し尽しているAKBならではの身のこなし、
というか、伝えようというフレッシュなパワーと情熱が
ミュージカルという形に大変生かされていて、素晴らしかったです。

みんなそうだと思いますが、AKBの楽曲が大好きな私にとって、
様々な曲が違ったアレンジやダンスでたっぷり聞けるのが本当に
楽しく嬉しかったです。

もともと歌の上手なメンバーがそろっているのもあると思いますが、
どの歌もレベルが高く引き込まれました。

その中でも私がもっとも印象に残っているのは、
オーディションシーンでの岡田奈々の「夜風の仕業」です。
とても難しい曲だと思いますが、びっくりするほど上手なのは
もちろん、個性的な独特の味があって、どれほど歌いこんだのかな、
と感じる、しかも水野春子という役柄を自然に演じつつのソロ。
とても素敵でした。

全体的に岡田奈々と大島涼花が名わき役として目立っていました。
そして私は、谷の演技の間の巧みさと声とダンスの動きも
素晴らしくて印象的でした。キャラが先に立ってしまうけど、
実力者なんだなと思いました。
完全に役に入っていて自然な存在感なのに、舞台の上でその演技を
通して誠実さや素直さなどが感じられるような。
印象が変わりました。

そして佐江ちゃん!
最初に配役を聞いた時から、そりゃあ佐江ちゃん以外にいないで
しょうね、と佐江ちゃんだけは何の心配もなく、かなりの期待感と
安心感を持っていましたが、実際、それ以上!!
演技もダンスも歌唱力も。そしてなんと言っても舞台から
あふれちゃうほどの人間的、内面的な魅力。
やっぱりすごいなーと感動しました。

みんながキラキラできるのは、そんな佐江ちゃんがいるから。
ぐっと手綱を引いてまとめているから。そんな気がしました。

そして最後にこじまこ!!
原作の寛子と合ってないとか、そんなことはどうでもよくなるぐらい、
夢を追いかける純粋でけなげな優しい女の子、という役柄に見事に
ハマっていました。
私はこじまこの寛子の方がマンガより好きなくらい。

明るくて無邪気で、でも芯の強い、とにかく可愛らしい、でも
清々しい。なーにゃの回は見ていないので比べられないけど、
他の誰とも違う、なんていうか見ていて気持ちのよい可愛らしさ、
というか。
なんだかこじまこは可愛いときとそうでもないときがあって
安定しないなあ、と感じているぐらいでしたが、生の彼女の
全身から発する、世界を平和にしてくれそうな可愛らしさ、
内面的なけなげさが、とても魅力的でこのミュージカルを
盛り立てていました。

印象的なシーンは、後半の倒れる直前の、街中でのビラ配りの
姿。
あんなに軽やかに、けなげに、可愛らしく、素敵にビラ配り
できる人が他にいるだろうか?と思うくらい。
役を演じてるのか、素が出てるのかはわからないけど。
こじまこの本当の魅力を知りました。


そして、内容的にもよく工夫されていて、ファンにとっては
もちろんすごく面白いのですが、やはりどうしても
内輪感は否めないかな、という気はしました。

AKBのことをよく知っていないと物語に入り込めないかな、
という気がして、実際たぶん一番共感して感動するのは
全国のAKBのメンバーなのでは、とも思いました。

ファンにとっては、AKBとはこうです!みたいなわかりやすい
体育会系な熱さや、人を思う気持ちみたいなものを再確認
できるような。

というわけで、大満足のAKB49でしたが、終わった後の
こじまこの、「今までで一番充実していました、周囲の人に
たくさん支えられて、私は本当に幸せ者です、私も誰かを
支えられるようになりたい」というようなコメントを
読んで、何だか感動が2倍になりました。

そして思いました。
周りの人に優しくしたいと。
情けは人の為ならず。こういう素敵な相乗効果をなるべくたくさん
起こしたいと。
人に親切にしたりしたら損、みたいな人も世の中にはけっこう
いるけど、きっとそういう人も優しくしてもらう体験をすれば、
こじまこみたいな気持ちに自然となれるはず。
だから、出し惜しみしないで、出来る限り、人にやさしく。
誰かの支えになりたい。
単純にそう感じました。

ありがとう、こじまこ。ありがとう、佐江ちゃん。
ありがとう、AKB49!