ここだけのはなし

 

水道管工事陳情書について

うちが使っている水道管は、お隣二軒と共同で使っています。つまり、私有地を越境しているのです。

自分の土地に他の家の水道管が通っているということは、土地を売るときに地中埋没物がある場合、全て撤去しなければなりません、ましてや他の家の水道管が通っているなんて!とんでもないですよね、切断することもできませんし。

そこで、三者で分離の工事をしようと思いました。

実は、数年前に水道局から私道に配水管の布設工事の案内がきました。

その時に水道管の分岐もしてくれるということで、喜んでいたところ、しばらくしても全く音沙汰なし。1年くらいたったところで聞いてみたら、なんと、ある地主がどこにいるかわからないので、この工事はもう無くなりました。半永久的に回ってきませんよ!と。がっかり😵⤵️

以前にも書きましたが、相続登記していないと、土地の所有者がわからなくて、私道の掘削承諾書もらえないですよ。

こういう水道管工事には土地所有者全員の承諾がいるんです。がっかり。

と、いうこともあり水道局に工事をしてくる会社の紹介を尋ねてみると、「それなら、陳述書を提出してみたら、」とアドバイスをもらったんです。

 一度水道局へ行き、陳情書の方法を聞きに行きました。

事情を話したら、水道局の人の仕事が早いです。1日で局内の関係部署に根回しをしてくださいました。だから、こちらも私道地主をはじめ布設範囲のご近所を周りはじめました。

対象の地主は11人、地主以外が5人。全員からの承諾に3か月かかりました。

たいへんでした。なかなか理解してもらえない方もいたりして……


陳述書の書き方は、サンプルをもらえます。普通は、そのサンプルとおり書けばいいのですが、全員が納得いく内容に水道局の人と打ち合わせしました。

水道局の方が本当に良い人だったので、提出書類作成から、申請の仕方までなんとかうまくいきました。

年度の後半でしたが、予算と工事会社の日程がうまくいき、結局、提出してから3ヶ月後には工事が始まりました。途中、能登半島地震の影響があり工事が中断されましたが、順調に工事は完了しました。アスファルトも舗装しなおしてもらえ道はきれいなるし、水道管は最新型になり、耐震性強化され、水の出はよくなりました。

陳情してよかったです。最後測量士さんも入り何もかも元通りにしてくれます。工事中は警備員の配置もしますし、個人で、もしやっていたらとんでもない費用がかかったと思いますし、最新の本管は布設してはもらえなかったと思います。東京都ありがとう。