入院 4日目 その1 | ☆イギリス日記☆

☆イギリス日記☆

ロンドン郊外でイギリス人の旦那様、ニョイニー(男の子・2017)とブースィー(女の子・2020)の4人暮らし♡

イギリスでの特別でも何でもない主婦の日常を綴っています♫

ナースにこっそり市販されている私物のibuprofenをもらい痛みが和らいだのでその間ニョイニーはナースステーションで預かってもらい何とか2時間ほど眠る事が出来ました。滝汗

ナースステーションは病室の目の前で昨日までの病棟とは全く違い、人の出入りも少なくとても静かでナース同士の会話がまる聞こえ ⁉︎ 笑い泣き 夜勤のナースとの交代の時間で引き継ぎをしているのが聞こえてきました。

そして聞こえてきたのは私の昨夜の状況とどのような経緯でニョイニーがこの病棟に移ってきたか、そして私の出産の時の状況をデータを見て話しているよう…

「昨日可哀想なくらいママが苦しんでて、ゆっくり休んでもらうためにBabyは預かってるの。ベッドから起き上がれずにBabyを抱えたまま苦しんでたわ…
彼女のデータ見た?何度も病院から家に帰されて本陣痛も30時間‼︎ すっごいファイターなのよ‼︎ 子宮口が開かなくて緊急帝王切開になったの… 」

「でも病院に着いてから緊急帝王切開に切り替えるまで時間かかりすぎじゃない?本当ママもBabyも危なかったわよね ⁉︎ 何事もなく無事だったからよかったけど…」

「っていうか帝王切開の患者を3日で病院から追い出すこと自体おかしいわよね⁉︎ このシステムはイかれてるわ‼︎ 」

「そりゃお腹切ったばかりだもの彼女だって苦しむわよ ‼︎ 病院に残っててよかったわよ ‼︎ 今日婦人科予約して早速診てもらうように手配するわ ‼︎」

…… チーン

やっぱり私達夫婦が今回の出産の際に疑問に感じていた事は間違っていなかったよう…

"2人とも無事だったから"ってデータを見た人が言うって本当に危ない状況になりかねなかったって事だよね…

このナース間の会話を聞くまで『ニョイニーが無事に生まれてきてくれたから不審に思う事はいっぱいあったけどまぁよかったか…』って自分達に言い聞かせてきた事がなんともやるせない気持ちになりました。

医療関係者しかもこの病院で働いてるナースもイギリスの制度に不満をもっているよう…そりゃ私達患者はもっと理解しがたいよ ‼︎ チーン

イギリス怖いよぉ…

本当にニョイニーが無事に産まれてきてくれてよかった…

朝の8時になっても主人が病院に来ないのでこの会話を聞いて感情的になっていた事もあり「何でまだ来ないの⁉︎ 早く薬買って来て ‼︎ 身体がしんどすぎてニョイニーにミルクをあげる事も母乳をあげる事も出来ない…もうヤダ ‼︎ 」と電話で大号泣。

静かな病室なのでもちろんナースステーションにもまる聞こえ…

自分の身体が思うように動かせないので母としてまったく役に立たない事、薬が切れると激痛が襲ってくる事、そしてイギリスで出産すると決めた自分、すべてに腹が立ち主人にぶつけてしまいました。

電話後もしばらく泣いているとナースの一人がやってきて話を聞いてくれました。

「お腹が痛くて何も出来ない自分にイライラしてしまう…食欲も無いし、まだこの陣痛のように定期的にくる痛みがとにかく辛いです 」と…

するとナースは「顔色もよく無いし上の階の婦人科に今日診てもらえるように電話で予約をとってあげるから、その間Babyは私達が預かっていてあげる。大丈夫全部一気に抱え込まなくてもいいのよ。
旦那さんはもうすぐ来てくれるの?Babyのことは旦那さんに任せて身体を休めて ウインク」と、優しい言葉にまたウルウルしてしまいました 

主人が来るまでとにかく横になろう…

最後までお読み頂きありがとうございました