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合格への道のり("3つの道"編)

これまで20年以上勤務した国家公務員を辞職し、2022年12月からは受験生、実務家(士業)及び講師の3つの道を歩みますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m。

皆さん、こんにちは。

リーダーズ総合研究所・講師の板野です。

 

11月は3つの資格試験を受験するなど、非常に慌ただしい日々を過ごしており、すっかり御無沙汰しておりました🙇‍♂️🙇‍♂️

 

50歳を過ぎると心身共に疲れが蓄積してなかなか取れない状況が続くことが増えましたが、この期間はまさにそのような状態でした。11月10日(日)から12月1日(日)までの出来事を資格試験の受験と講師としての仕事を中心に時系列で整理してみます(備忘録です)。

 

  11月10日(日)〜12月1日(日)の出来事

11月10日(日)

受験生としてというより、「講師」として行政書士試験を受験しました。

神保町オフィスから最寄りの「日本大学駿河台C(試験会場)」で山田斉明先生と受験生を応援した後、入場開始時刻を過ぎた頃に、私が受験する1号館4階144教室へ移動しました。

 

 

今回は非常に多肢選択式と記述式が特に難化したので、多くの受験生が苦戦されたようです。

また、昨年度は平均点の高かった法令択一式の私法系(民法、商法・会社法)についても、商法で匿名組合、会社法で設立が出題されず、株式交換、会社訴訟が出題されるなど、商法・会社法の平均点は下がっております。

 

民法は没問(問34)が出ましたが、昨年度と比較して私法系は総じて難化しています。

 

結果、今回の試験は択一式の行政法及び基礎知識の出来が合否を左右すると思います。

 

試験後、神保町オフィスに戻ってリーダーズ講師陣で試験問題を吟味した後、辰已法律研究所・東京本校に移動して「即日本試験分析会」を実施しました。私は民法(記述式とも)の解説を担当しましたので、以下の動画を御覧いただければ幸いです。

 

ちなみに、帰宅が0時を過ぎてしまったので、深夜になって一息ついたところで受験票に転記した自己の解答をこっそり自己採点したところ、以下の通りでした。

 自己採点結果(行政書士試験)

①択一式(法令)  :124点

②択一式(基礎知識): 48点

③多肢選択式    : 20点

計         :192点

 

行政書士試験の受験は2019年以来となりますが、前回と同様、択一式(行政法)で失点したものの、記述式は概ね模範解答の通りです。今回はもちろん白紙答案で提出しました。

 

11月13日(水)・14日(木)

13日(水)は17日の本試験分析会で配布する解説冊子のネガチェック

翌14日(木)も当該作業を継続しつつ、17日の本試験分析会に向けて、受験生から提出のあった記述式答案を分析しました。

私の担当は問題44でしたが、解答すべき事項として、①誰を被告として、②どのような処分に対する取消訴訟を提起できるか、の2つが示されているところ、②は壊滅的、①は約半分の受験生が正解できていました。

 

①は冷静に判断すれば「国」と解答できた受験生も、本問の難易度に面食らった上、問題文の誘導(②については問題文中に解答が示されており、①はYで良いのでは・・・)にハマってしまった受験生が多いように思います。

 

11月17日(日)

受験生というよりも、「事業経営者」として貸金業務取扱主任者試験を受験しました。

試験会場は「明治大学和泉C」ですが、最寄駅に早く着いたので駅前のカフェかFF店で勉強しようと思いましたが、どこも満席でその目論見が外れました(どうやら同一Cで他資格も実施されたようです)。

 

仕方ないので和泉Cへ移動すると既に開門していたので、C内のベンチで勉強。少し肌寒かったですが、逆に眠気が吹っ飛んで試験開始まで全範囲を総まくりできました。

 

12時を過ぎたので、第1校舎3階303教室へ移動。

教室内にはちらほら受験生が集まっていましたが、男性の方が圧倒的に多かったです。

 

試験の結果について、当日はどの受験指導校からも解答速報の発表がなく自己採点できませんでしたが、全体的に難化傾向(後述のTAC講評では「冬の到来」と表現)で、40問(/全50問)正解できていれば良いかなという印象です。

 

ところで、試験終了後は高田馬場にある辰已法律研究所・東京本校に急行して、「本試験分析会」の記述式問題の解説を担当しました。

 

本分析会はライブ形式で実施しましたが、参加された約30名(受験生)のお顔を拝見すると、「今回の記述式は難しかった」という強いオーラを感じたところです。本分析会でもお伝えしましたが、今回は部分点狙いで何点上乗せできるかが大きなポイントになりそうです。

 

なお、本分析会については以下の動画を御覧いただければ幸いです。

 

11月19日(火)・21日(木)

択一式+多肢選択式に加えて、今回から記述式採点サービスを行うことになり、19日・21日の両日は、神保町オフィスで受験生から提出していただいた記述式答案約480通の採点を行って資料をまとめました。

 

全体の平均点や最高点、最低点は以下のとおりですが、白紙答案も比較的多くみられました。

採点の考え方(採点基準)は行政書士試験研究センターと異なると思いますが、リーダーズ総合研究所で約480名の答案分析を行った結果を踏まえて採点基準を作成しています。

 

なお、上記を合格推定者だけに絞ると平均点は34点(/全60点)であり、約7点上昇しています。本分析結果を踏まえて、現在最終集計を行っており、講評&採点基準と共に協力していただいた受験生に返却する予定です。

 

ところで、19日は、TACで貸金業務取扱主任者試験の模範解答が公表されましたので自己採点したところ、42問(/全50問)正解でした。

 自己採点結果(貸金業務取扱主任者試験)

第1編:23問(/全27問)

第2編:13問(/全15問)

第3編: 3問(/全5問)

第4編: 3問(/全3問)

計  :42問(/全50問)

 

TAC講評によると、新規の問題や長期間出題されなかった問題の出題が目立ち、私の印象通り全般的に試験問題が難化したとのことで、合格基準点は30±1点との予想です。余程のマークミスがない限り、安全圏だと思います。

 

11月24日(日)・30日(土)

両日とも13:00~15:00で「ZOOM個別相談会」を対応しました。

計8名の受験生の方から相談を受けましたが、今回の本試験問題を踏まえて、学習法を模索されているようです。

 

その点に関する相談が主でしたが、中でも今回の記述式問題の特徴を踏まえれば、今後は、①制度趣旨と②事例からテーマを検索する力の養成がポイントになりそうですね。

 

また、今回の多肢選択式のような現場思考で解答する問題についても、事前に解き方を習得する必要があります。私が試験会場で実際に思考したプロセス(問題43)をお示ししますので、参考になさって下さい。

 

 

12月1日(日)

今回も受験生というより、「事業経営者」として管理業務主任者試験を受験しました。

 

試験会場は明治大学駿河台Cですが、午後1時過ぎから試験開始なので午前は神保町オフィスで朝食兼昼食を摂りながら勉強。

 

入場開始時刻は11時ですが、私は11時半を過ぎてから試験会場に向かいました。リバティータワー14階1144教室です。

 

 

帰宅後、取り急ぎ自己採点した結果、39問/(全45問【5問免除】)でした。昨年度にマンション管理士試験に合格しており、5問免除で受験したので全45問です。

 

正式の合格基準点は不明ですが、2009年以降の合格点の最高は37問(5問免除者の場合、32問)なので安全圏ではないでしょうか。

 

昨年度のマンション管理士試験や貸金業務取扱主任者試験と違って今回は合格できれば良いくらいの感覚だったので、自己採点後は詳細をフォローしていませんが、合格基準点は37±1問(5問免除者:32±1問)との情報があります。

 

また、解答速報の一部が変更されたとの情報もありますが、仮に1〜2問不正解となっても影響はなさそうなので、大人しく合格発表を待ちたいと思います。

 

ちなみに、貸金業務取扱主任者試験及び管理業務主任者試験とも、合格発表日は来年1月10日を予定しておりますが、来年は年始からスタートダッシュできそうですね!

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このような次第で、11月は上記に加えて事業経営も行ったので、あっという間に過ぎ去りました。

 

管理業務主任者試験までは無事終了しましたが、ホッとしている場合ではなく、次回の目標である2級FP技能検定(1月26日を予定)に向けて、しっかり準備していきたいと思います。

 

  学習戦略&学習計画

学習戦略

1月26日(日)の2級FP技能検定に向けて、昨年度断念した経緯などを踏まえ、今回は「勉強できる時にやる」スタンスで進めることにしました。

 

年内は事業経営の方が落ち着いているので、最低でも全6科目を1周します。使用教材は昨年度受講したTAC講座「2級本科生」を基本として、最新の情報にUPDATEするために同じくTACのテキストを使用します。

 

加えて、ライフプランニングと重複する健康保険法、国民年金法や厚生年金保険法を学習する予定です。使用教材は昨年度受講した【佐藤塾】社労士講座を使用します。

 

学習計画(12月2日〜8日)

 12月2日(月)

(学習範囲)

・タックスプランニング序章・第1章・第2章1「利子所得」【済】

⇨10種類の各種所得の名称と所得税の計算方法を常識レベルまで記憶

・国民年金法(第1回)

 

【学習方針の転換】

11月初旬から資格試験の受験に集中する余り、仕事をセーブした関係で相当蓄積しており、今週は2級FP技能検定の勉強のみとし、仕事の方に集中して取り組むこととする。

 

(その他)

対談シリーズ「(仮称)記述式攻略の秘訣」に向けた資料作成

 

約1ヶ月中断した読書について、今日から再開

当面は積読状態の書籍を少しずつ消化していく予定とし、手始めに憲法学の関連図書から拝読する。

 

 12月3日(火)

(学習範囲)

・利子所得との関係で、金融資産運用第6章「投資信託」を学習【済】

・タックスプランニング第2章2「配当所得」〜7「山林所得」【済】

⇨青色申告特別控除、退職所得の金額を常識レベルまで記憶

・国民年金法(第2回)

 

(その他)

今日の書籍は宮沢俊義先生の「全訂日本国憲法」

もはや古典と言えるかもしれませんが、憲法のオリジナル解釈を理解するために購入

 

 12月4日(水)

※期末試験後、末妹の買い物に付き合う

(学習範囲)

・タックスプランニング第2章8「譲渡所得」〜10「雑所得」【済】

⇨6つの譲渡所得を常識レベルまで記憶

・国民年金法(第3回)

 

(その他)

対談シリーズ「(仮称)記述式攻略の秘訣」に向けた資料作成

 

末妹の買い物に付き合った後、一緒に夕食。食事中は将来について少し話し合いました。

 

今日の書籍は「法哲学概論」

今回の行政書士試験問題1で引用された文献で、著者の碧海純一先生は高等文官試験司法科試験に合格するも、団藤重光の勧めで学者の道を進まれたようです

 

 12月5日(木)

※神保町オフィスに出勤

(学習範囲)

・不動産(第1回)

・タックスプランニングの復習(昨日までの範囲)【済】

・国民年金法(第4回)

 

(その他)

対談シリーズ「(仮称)記述式攻略の秘訣」に向けた事前ミーティング

 

対談シリーズ「(仮称)宅建士試験の先へ」の資料作成及びショートミーティング

 

 12月6日(金)

(学習範囲)

・不動産(第1回)

※神保町オフィスに教材を忘れて来たため、今日から学習範囲を「不動産」に変更

※FP関連の実務書を読んだので、受験勉強としての進捗なし

・国民年金法(第5回)

 

(その他)

昨日のミーティングを踏まえ、資料修正した後、師匠にメール送信

 

今日の読み物はFP関連の実務書2冊と電卓の使い方についての入門書1冊

2級FP技能検定は計算機(電卓)の持ち込み可なので、機能や使い方に慣れるべく購入。安易に考えていましたが、私の知らない機能が結構多くて、試験日までに体得できるか心配

 

入門書に解説(ボタンの名前)はないし、Canon製の電卓はあまり使われていないのかな。

でも、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ。

 

 12月7日(土)

(学習範囲)

・不動産第1章・第2章【済】

・国民年金法(第6回)

 

(その他)

今夜は学生時代の旧友10数名での忘年会

彼らと比較すると、私の方は不器用な生き方なのかもしれないが、決して恥じることはない。もし不器用なのであればこれからも徹底的に努力し続けて、最後は必ず勝つよ!

 

 12月8日(日)

(学習範囲)

・不動産第3章〜第7章【済】

 

(その他)

1番上の妹(共同代表)がプロデュースする都内のクラブで忘年会

 

※8日までの学習成果を踏まえて、9日以降の計画を検討

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7月以降、変動せざるを得なかった将来像を再考しつつ、今後はなりたかった自分探しの旅を継続していくつもりです。