24.11.02:YouTube動画の配信が開始されました
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皆さん、こんにちは。
リーダーズ総合研究所・講師の板野です。
リーダーズ総合研究所の講師陣による応援メッセージを収録しましたので、その内容をお伝えします(講師全員のメッセージは後日、動画配信されますので、今回の記事は私のメッセージのみとなります)。
4人の講師の中で私は最も行政書士試験の合格年が2019年と最も遅く、かつ、現在も"現役"受験生として他の資格試験に挑戦中の身でもあるので、受験生としての立場から、本試験当日に普段通りの力を発揮するには何が必要かについて、メッセージをまとめました。
超直前期を迎えて勉強が苦しくなるのは皆同じ。
それは合格を勝ち取るために必死で勉強していることの証であり、受験生に課された最後の試練でもあるので、最後まで諦めないで、勉強に取り組みましょう!
試験当日の自分の姿をイメージしてみよう!?
一般財団法人行政書士試験研究センターによると、令和6年度は59,832名の受験申込みがあったと発表されています。
すなわち、行政書士試験を受験される皆さんは約6万人のライバルと戦って合格を勝ち取る必要があるわけです。
では、受験生の皆さんが本来の力を発揮して合格を勝ち取るために何が必要か・・・
これまでYouTubeやSNSなどを通じて具体的な学習法を情報発信してきましたが、今回は超直前期ということもありますので、少し視点を変えて、試験当日の自分の姿を"イメージ"することで残り時間で何をすべきかをお伝えしたいと思います。
さて、受験生の皆さんは本試験当日の自分の姿をしっかりイメージできているでしょうか?
令和6年11月10日(日)13時開始!
試験当日の風景をイメージしてみて下さい
(2019年11月10日、関西大学第1学舎5号館5階E502教室)
ちなみに、上記画像は2019年に私が行政書士試験を初受験した時の試験直後の会場の様子です。当時はコロナ禍前で、教室内は150~200名の受験生で溢れておりました。皆さんも上記画像と同じような試験会場で受験することになると思いますので、イメージする際の参考になると考えて掲載しました。
【試験開始前後のイメージ(例)】
①普段の学習環境では決して再現できない緊張感に包まれた試験会場独特の雰囲気(普段通りの力を発揮できるか)
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②周囲を見渡せば自分よりも賢く見えてしまうライバル達(焦りや不安の誘発)
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③試験問題は知らない知識の連続で、パニック状態に陥ってしまう可能性(冷静に問題が解けない状況)
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④それまでサポートしてくれた講師も、使い込んでボロボロになったテキストも、何度も何度も繰り返し解いた過去問題集や肢別本も、わからない問題の答えを教えてくれない(孤独との戦い)
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⑤隣の受験生の物音が気になって、集中して受験に取り組めない状況(コンディション不良)
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恐らく受験生の皆さんはこうした状況をイメージしているだろうと思いますが、こうした状況に陥った時、最も頼れるものは何ですか???
試験中に頼れるもの
それは、1000のあやふやな知識ではなく、
100の確実な知識
すなわち、自分がどれだけ不安や緊張状態に置かれていても、脳内(記銘)から瞬時に、かつ正確に引き出せる(検索⇒適用)知識です。
行政書士試験では限られた時間の中で正解を導く処理能力が試される試験なので、全ての問題(肢)を正誤判断できる必要はありません(試験委員も受験生に満点を採ることを求めていません)。
短期合格者の多くは、全ての問題(肢)の中から自分の知っている重要知識(下図の①②)を見つけ出し、それらを“瞬時”に、そして“完璧”に正誤判断して正解を導いています。知らない知識があっても決して動じないし、正誤判断せずにスルーしています。
①②に絞って繰り返し学習した際の知識状態と、全く記憶しなかった場合(テキストを読みっぱなし、講義を聴きっぱなし)の知識状態を比べてみれば、どちらの方が良いか一目瞭然だろうと思います。後者の状態では、他の受験生が正解できるA・Bランクの問題をポロポロと取りこぼす羽目になりますね。
①②に絞って繰り返し学習した際の知識状態
全く記憶しなかった場合(テキストを読みっぱなし、講義を聴きっぱなし)
私自身の受験当時のことを思い起こしてみれば、少ないながらも正確に記憶した知識を試験の現場でフル活用して正解を導きました。知識量では複数回受験生(リベンジ組・他資格受験生)より劣っていたかもしれませんが、記憶した(重要)知識を正確に使いこなす能力は複数回受験生等には負けていなかったと自負しております。
そして、2022年7月の司法書士試験及び2023年9月に受験した海事代理士試験、同年11月のマンション管理士試験においても同様の勉強法で一発合格を勝ち取りました。
したがって、
たとえ量は少なくても、良質な知識だけを脳内にしっかり充填して試験会場に向かいましょう!
記憶を定着させる方法
そのために残された時間ですべきことは、記憶(重要知識の確認)
短い時間 × 回数 × 勉強量 = 記憶力
そして、上記フォーミュラにより記憶を定着させるためのポイントは、
「短い時間」で何度も何度も繰り返すことに尽きますので、学習対象(勉強量)を出題が予想される重要分野に絞り込んだ上で、忘れる量を上回るスピード(回数)で情報をどんどん頭に入れましょう。
記憶は可処分時間内であれば、いつでも、どこでもできるので、
わずかな隙間時間であっても無駄にせず、
記憶に充てることが重要です!
下記は私が受験生の頃に勉強した場所ですが、わずかな隙間時間でもしっかり記憶の作業に充てていました。泣いても笑ても残り数日なので決して悔いを残さないように勉強に取り組んで下さい。
(朝の通勤時、駅ホームのベンチにて)
(夜の帰宅時、自宅近くの公園ベンチにて)
(朝夜の通勤時、大通りの横断歩道で信号待ち中に)
最後に・・・
最後になりますが、・・・
受験生の皆様が合格されることを
心より祈念しております