プロの道具 | 夢、学校つくること!

プロの道具

ブリングアウトでは、今年になってコンサルティング事業以外に理美容事業を立ち上げました。


美容専門学校でマネジメント(運営管理)の講師をやっていたことや、この業界は離職率が高いので当社のパーソナリティサーベイや私の専門である人材マネジメントの知識や経験、加えて教え子たちの職場環境が良くなるお手伝いができればと思ったことが1つ。


もう一つは、お付き合いのあるマルト長谷川さんが理美容のハサミやネイルサロンなどで使うキューティクルニッパー、ネイルニッパーを製造しているところで、理美容事業を立ち上げることになりました。


さて、私は大学時代中小企業論の研究をしていたので、全国の中小企業を回りました。このおかげでモノづくりの面白さを知り、モノに対する価値観がずいぶん変わりました。


イチロー選手がシアトルの地元の子どもたちに「道具を大切にしましょう!」と教えているのをテレビで見たことがある人もいるでしょう。


彼は試合の後、必ずグローブやスパイクを自分で磨きます。同じように松井選手も道具を大切にする選手だそうです。一流はスポーツ選手に限らず道具を大切にします。


理美容師さんやネイリストさんの使う道具に似ているのは、料理人さんの包丁でしょう。切れない包丁で野菜や肉を切れば、素材の断面が崩れたり、痛んだりし、刺身などは光沢が失われます。そして切れない包丁は、余計な力が入り怪我の元にもなります。


実際に子どもに包丁の使い方を教える時、子どもだから危ないといって切れない包丁を使わせると余計な力が入り、かえって手を切ってしまうので、良い包丁を使わせた方が良いそうです。


男の人であれば、髭をカミソリでそるとこの切れ味がいかに大切かわかります。


もったいないと粘っていつまでも同じ刃で剃っていて、新しい刃に替えると、切れ味がよくわかります。


また、メーカーでも随分違いがわかります。


私は今電気カミソリ以外に、Schickの4枚刃を使っていますが、ある時日本の某有名な○印のカミソリメーカーの4枚刃を使ってみたことがあります。


何度試しても剃るとあっちこっちで血が出るのです。Schickでは、出たことがありません。ですから二度と使おうと思いません。


道具の手入れについて考えてみると、料理人さんは自分で包丁を研ぎますが、理美容師さんやネイリストさんは、そういうわけにいきません。キューティクルニッパーやハサミは、材質・二枚の刃を合わせる特質があるからです。


道具選びで感覚は大事ですが、注意しなければいけないことがあります。例えば、切る時髪が逃げないハサミは、切れないものを使っていた方にとって少し手に硬い感覚が残るそうです。切れないハサミは、髪が逃げるので感覚としてはスムーズでも、実際には切れていないのです。つまり髪が逃げないハサミは多く髪をつかんで切っているため、手に硬さを感じるのです。


$夢、学校つくること!-キューティクル


違和感は、新しいものを使う時に誰しも多少感じます。試しにズボンや服を着る時、普段と逆から着てみてください。多くの人はバランスを崩するはずです。


新しい道具や仕事のやり方は、慣れるまで違和感を感じ、効率が一度悪くなるものです。こいうことも考慮し、良い道具を選び、大切にすれば仕事も楽しくなります。


ブリングアウト新聞3月号より