県立中央病院 | かんがえる蛙

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県立中央病院
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近隣の看板を見てもわかるように、駐車場増設等の為、時間によっては大渋滞になる。先日は嫁の精密検査のためお世話に。

この病院に来て思い出すのはかれこれ10数年前のこと。前々職で営業活動をしていると事務所から慌てた声で「Sさんが現地で倒れました!県病院へ救急車で運ばれています!」との連絡。Sは私よりも随分年上の部下。遅刻欠勤などはなかったので何事だ!と急行するとまだ未到着の模様。それもそのはず、彼は久万から運ばれているのでした。待っている間、倒れたって原因はなんだ?とかどんな状況で救急車に乗ることになったのか?など、考えてもどうしようもないことばかりめぐらせていました。

そうこうしていると到着口に一台の救急車が。出てきたのはS。靴が片方ありません。しかし、私の顔を見るなり「あ、所長。」と以外に普通でした。運ばれながら「腹が急に痛くなっちゃって・・」と説明すると、病室へガラガラ行ってしまいました。すぐに来たお医者さん曰く、「盲腸ですね。早めに手術した方がいいのですがご家族の方には連絡されましたか?」彼の両親には連絡済みなのですが、なにしろ大洲、しかも電車なのですぐに来ることができない。「上司の方ですか?」そうですと答えると「ではこちらをよく読んでいただき、サインをしていただきたいのですが・・」と紙を一枚渡されました。よく読むと、手術によって万が一不測の事態が生じた時は一切申し立てしない旨、書かれていました。多少サインに抵抗はありましたが、盲腸といえどもかなり悪いようなのでサイン。すぐに手術室へ入っていきました・・

すぐ終わるだろうと高をくくっていたのですが、なっかなか終わりません。何とも言えない気持ちで待っていると、お歳を召したご夫婦が来られました。何度も何度も申し訳なさそうに頭を下げられて、お土産を渡されました。Sのご両親でした。解り得る情報をお知らせして一緒に待ちました。そうこうしているうちに手術は終了。病室に行くと、すっかり普通の様子で、「朝からおかしいなと思っていたんですけど急に立っていられなくなったんですよね~」とC調な感じで説明してくれました。なにはともあれよかった。

この会社では、10歳以上上の新人を5人担当しましたが、弱腰かずるいかどちらかのパターンでした。Sは多少ずるい部分はあったものの、にこやかに強気の営業スタイルで、私の数倍の売る力がありました。冬の真っ暗な現地でも、ビルが乱立する街中でも、いつも同じスタイル。サボるときは堂々と喫茶店でサボり、目標達成数字に追い込まれると急に真面目に真価を発揮する。移動手段に苦労する離島では、通りすがりのまったく面識の無いお宅で「すみません~、3日ほどこの辺営業するんですけど歩くの大変なんで軒先の原付お借りできませんかね~」と交渉して、どうぞどうぞと貸してもらっていました・・。

県病院前を通ると、渋滞のことよりもSのことを思い出します。風の噂では今も別の仕事で頑張っていると聞きます。またいつかどこかで会えればいいですね。

例えるとダイヤモンド・デイヴといったところです。