最近の若者は・・・とはいつの時代も聞こえてくることです。かの山本五十六も、
『実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。 今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。 その若者が、こうして年を取ったまでだ。 だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。 何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。』(Wikiquote)
しかしながら、様々なところから聞こえてくる話には、一筋縄ではいかない事が増えてきているなあと感じます。
ケース1
入社1カ月。3か月の試用社員期間があるので一つの区切りとして面談。
その際これまでの課題を伝達(私用携帯についてなど当たり前の内容)。
落ち込んで次の日来ない。
しばらく体調を崩してやっと出社。「頑張りますのでよろしくお願いします」。
次の日欠勤。
出社。体調悪そうなため「大事をとって帰りなさい」に対して「いや、今日はやります」
午前いっぱいをかけて資料作成を行う。
午後、資料完成の折「退職します」と申し出。手続き。帰宅。
採用した側にもなんらかの責任・原因があるとしても、普通(普通が何かわかりにくくなってきているのですが)の感覚ではなかなか思いつかないこと。他にも・・
ケース2
入社3カ月。課題は多いけれど「意欲と期待値で正社員登用します。」
「ありがとうございます。明日から報いるように頑張ります。」
次の日遅刻。電話すると「やっぱり辞めます。」「理由は?」「・・・(沈黙)」
ケース3
入社4カ月。同行営業予定の日。
約束時間を過ぎても来ないので携帯に電話するとなぜか奥さんが出て
「なんかぁ、体調が悪いみたいなんですけどぉ、どうしますぅ?」
まずは病院にいってください。今日は休ませてください。
翌日も出社せず。結局退社。
これは新卒の話ではなく、前職もあるれっきとした社会人経験者の話です。その後、担当者や社長と話すと「本格的な仕事を与えるタイミングは熟慮しないといけない時代」「年齢相応の感覚自体をこちらが捨てなければいけない」「過剰な期待をするとダメなときのショックが大きい」「常識的なことが常識でないという非常識」など、様々な意見がでます。
あまり言うと時代に則していないと言われかねませんが、敢えてここで述べると・・
・年齢如何に関わらず、新人時代は休まないことが信頼を得る原則。そのための健康管理をすること。
・入社・配属になったところでの業務を自ら覚えていく姿勢で毎日取り組むこと。
・仕事には、生活の糧を得る以外にもなんらかの目的意識を持つこと。
最優先は、新しい環境で『信頼を得る』こと。まずは社内で、次に社外で。信頼を得るとは客観的に見て価値を感じてもらえる事。一番近道は取り組み姿勢です。最初から先輩社員のようにできることは稀なので、積極的に取り組むことがもっとも大事だと感じます。待ちの姿勢はなかなか前へ進めません。その積極性を維持するために必要なのは目的意識です。なんのためかの定義は自分でしなくてはなりません。
キャリアを積むということは、たとえそれがどのような種類の仕事だったとしても、簡単なものはひとつもなく、極めていくために毎日ハードルを超え続けなければならないでしょう。しかしある日、それまでヒ―ヒ―言いながら飛び超えていたハードルが、すいすい行けるようになります。その時が仕事の次の段階へ進んでいくときなのです。
価値の多様化が、「普通」の幅を劇的に拡げているのかもしれません。とかく無関心な世の中で「誰も正してくれないままこれまで来た」と言う人も多いでしょう。誰かのせいにしていても何もよいことはありません。しかし、人と人とがつながり合う社会の中に適応するには、やはり「相手ありき」の発想のもとに行動する事が不変の訴求点。今一度働いて対価をもらう姿勢を正して、双方にメリットのある“持続”と言う価値観を取り戻してほしいと願います。
急がば廻れ。そうすることでチャンスが巡ってくると思います。