組織変革の準備 | かんがえる蛙

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「業績が危機的な状況でもないので現状維持で行こう」と、問題をそのままにしていることは多いと思います。喫緊でない限り、重い腰を上げて課題に取り組むことは後手となるのが人間の常。人事問題然り、テスト勉強然り。夏休みの宿題然り。

そんなこんなで、次世代にバトンタッチする変革に着手するクライアントが出てきました。以前からそういった話はありつつも「それをやるとこういった弊害が・・」「そこにこの力加えても無駄では・・」などの「やる前からの予測」をつけていたので具体策には至っていなかったのです。

現状の検証はまず経営陣がすることだとは思うのですが、上記の「弊害」や「無駄かどうか」は、そこで働いて、組織を構築している当人の心のうちを知る必要があると思います。時間共有ということで面談を実施しているところもありますが、何分「査定する側とされる側」の利害関係が明確な同士ではなかなかうまくいかない現状があります。よほど心がけをしてないと、社員の意見傾聴よりも、上司の理屈が先行してしまいます。本音抽出には仕掛けや演出が必要です。

永遠に、今の経営陣がこれまで同様の事業継続をしていくのであれば、変化なく、一見楽なように見えます。しかし、時間を逆算すると、書面やらなんやらという形式上のことだけでなく、感覚的なセンスみたいなものも継承しなければならないことを考えると、それ相応のスパンが必要です。私は「お母さんの味」と言っています。どこの家でもお母さんは、味噌汁を作るのにいちいち小さじ何杯とか計っていませんが、絶妙な味加減を作り出します。それと似たような「経営勘」がどこの企業にもあると思います。

ただ、外部の私が関わるとなるとその役割も限定されてきます。実際動くのはその企業で働く人々なのです。助力として社員の方々にとって光るものが出来れば職業冥利に尽きるのですが。

すべてはこれからです。全社員の方の名前をまず憶えます。