偶然なのですが、ここ一週間で同じ店に二回昼食をとりました。しかも同じ席です。
ファミリーにも人気のそのお店で、これまた偶然私の斜め前に、ちょうど同じシチュエーションの家族が座りました。昼時でしかもローカルなので同居、または近所に実家も多いのでしょう。お母さん、3~4歳児、おばあちゃんという構成です。
まず一週間前にあった家族。こどもは比較的会話が少なめですが、お母さんもおばあちゃんもこどもの好奇に対して説明してあげています。席に着いた後も、サラダバイキングのやり方やメニューの内容説明をしてあげています。注文後、こどもはバイキングの方へ歩いて行っておばあちゃんにサラダをとってきてあげました。おばあちゃんはうれしそうに「○○ちゃんありがとう。」と受け取っています。お母さんは自分の分をとってきて少し遅れて戻ってきました。やがて料理が運ばれてきて最近の出来事をお互いに話しています。なんだか楽しそう。お母さんはそうでもないですが、おばあちゃんはとても嬉しそう。こどもも幼児特有の大声でもなく、適度な声で話しています。今日気づきましたが、こどもは大人と同じ声の大きさになるのでしょうか?
一方、先ほど同じ席で遭遇した家族。いきなり大声でこどもが行進してきました。お母さんもおばあちゃんも、特に注意するそぶりはありません。その子は意味不明な歌をずーっと歌っています。まあこちらのほうがこどもらしいといえばそうなのですが。大人ははやばやと注文を決めてしまい、あとはこどものみになったようです。あいかわらず外をみながら歌っています。するとおかあさん、後頭部をコツンと張り倒して「はよしなさい!」。おばあちゃんも「どうしたの●●。うるさいでしょ。もう。」と御立腹。ふにゃふにゃ言い出したので母親がメニューを決めた模様。ほどなくまた歌い出して、大人は大人で会話を始めました。料理が来てこどもがウロウロし出すと、今度は首を捕まえて席に強制送還。いやいや食べるこどもをコツりコツり。おばあちゃんは何もなかったかのように自分の料理を食されている・・・。怒られながらの食卓・・こどもにとってはおまりおもしろいものではないでしょう。
家族ごとにしつけの仕方や方針はあると思うのでどっちが正しいとは言いませんが、私が明らかに思うのは、こどもには関心を持ってあげてほしいということです。双方向性のコミュニケーションをもつことで通じあうこともでてくるのではないでしょうか?
私は、新卒で入社した営業会社で行う個人営業の中で、一般のご家庭を三万件お邪魔しました。それはさまざまなお宅を訪問し、幅広い価値観を養いました。また、マネジャーとして100名の新卒を見ました。学歴、性格、性差、考え方、これまた多岐にわたる人を管理していました。入社時や進退問題がでたときには、親御さんにも直接会ったり、電話で話したりもしました。すると、やはりこどもに興味のある親というのは過保護でも放任でもなく、バランスよく「自分の子供という人格」と付き合えている方が多かったように記憶しています。だからこどもも親を一人の人格として認めている。自分の人生の選択を迫られたときによきメンターとして親の存在をとらえているのです。
私がいまテーマにしている就職という人生の場面も、するのは本人ですが、脇を演出してあげる重要な役目として親の存在は欠かせません。ぜひ、興味を持ってあげてください。日常の関係性もとっても大事です。
たかが昼食でしたが、いろいろなことを思い出したので書いてみました。