食の秋!

 

さんま、梨、ぶどうぶどう、茸きのこetc

スーパーに秋の食材が並ぶようになりましたね。

その中、私がもっとも秋を感じるのは、

  栗  です。

 

ただ、栗って、外の殻(鬼皮)を剥くのが大変、おっくうになりませんか?

実は簡単に鬼皮が剥ける方法があるんです。

 

それは小さじ一杯の重曹を使って軽くゆでること。

(その前に一晩水につけておくといいです)

これをするだけで、切り目さえ入れれば、手でも剥けちゃいます。

感動的です。

それまで、栗剥き専用の鋏のようなものを使っても手が痛くなっていたのがウソみたいです。

 

栗(というか木の実全般ですが)、栄養分がとても多い食材なんですね。

熊は栗を食べて冬眠するといいますが、なんといっても、この小さな実から、大きな樹木へと成長するのですから、成長の素がぎっしり。

 

漢方的には、

胃腸を元気にして気を増やし、血の巡りを良くして身体を温めるとされます。

栗や松の実、クルミなどのような堅い実は腎にもよく、老化防止にも効きます。

腎は成長・発育・生殖などの生命活動の根源にかかわるとされていて、腎が衰えると、白髪、腰痛などが起きてきます。

女性のホルモンバランスにも関係するので、養生したい部分です。

 

科学的にみても、栗には、カリウム、ビタミンB1、B2、C、葉酸などが含まれていますし、

渋皮のタンニンには、強力な抗酸化作用がありますので、老化防止、がん予防に有効です。

 

ということで、作ってみました。

ワインで作る栗の渋皮煮

 

鬼皮を剥いた栗をひたひたの水で1度あく抜きをします。
(あまり抜きすぎると、せっかくのタンニンが抜けてはもったいない&手抜きで私は1度だけのあく抜きです。ちょっと渋いですがそれも大人の味(笑)ということで)
あとは、ワインとお砂糖、あればリキュール、(グローブかシナモンでほんのり香りづけしても)を使ってコトコト煮るだけです。

こげないように注意して、味が染みやすいように、10分煮たら、しばらく冷まし、また10分という感じで。

(手抜き:栗が固いなぁと思ったら、一度レンジでチンしてから煮ると早く柔らかくなります)
柔らかさや甘さはお好みで。
ワインのお供や、これを使ってパウンドケーキもおいしいです。
レッツチャレンジ!