私の乳がんはステージ0ということもあり、手術&放射線で取りきることができました。
抗がん剤治療もホルモン治療も不要だったため、2年経った今、普段はまるで乳がんのことを考えずに暮らしています。

半年に一度の経過観察は続きますが、今は病気に気づく前よりも自分の体の不調に敏感になり、より食生活にも気を配るようになりました。

で、これからは漢方で学んだことなどを主軸に書いていこうかなと、ブログタイトルを変えることにしました。


2年前には綴った内容については、一応残しておきますが、治療は日進月歩です。あくまでも2年前時点での内容なので、今現在、乳がん治療を開始された方は参考程度にとどめていただければと思います。
 

さて…

なるだけ薬やサプリに頼ることなく、自然に免疫力を上げていくこと。

それが今の私の目標になっています。

 

そのために必要なことはなんといっても、食生活。
そのために勉強しようと思えたのが漢方でした。

漢方は、蘭方(西洋医学)に対する日本独自の医学(奈良時代に中国からもたらされた医学が日本で独自に研究発展した)です。
江戸時代にオランダ人によって西洋医学が入ってくるまで、この漢方が日本人の基本だったわけです。

明治維新で、西洋一辺倒になってしまって、漢方というとどうも非科学的なイメージがつきまとっていますが、

病気そのものを対処療法で治すのではなく、各個人の体質を考えながら病気にならないように養生していくという考え方は、今の私にとってとても好ましいものに思えました。


※といって、西洋医学を否定する気はまったくありません。

危急なものは、対処療法で治すのが基本ですし、特にがん治療については、標準治療を受けるべきだと思っています。

 

季節に応じて、体のバランスをとっていく。そのためにはどういう食材が良いか。

特別ではない手近にある食材で、どういう味付けにしていくのがよいのか、

これからの人生を健やかに過ごしていくための情報として得ておきたい。

そう思って、勉強を始め、先日、漢方養生指導士の試験を受けて合格しました。

まだ初級なので、陰陽五行や気血水の基本を学んだぐらいですが、
それでも、ちょっとした不調(病院に行くほどじゃないけど)を乗り切る術を得た気がしています(笑)
なかなかに奥深い世界なので、引き続き、中級の勉強をしていくつもりです。