郵便局へ行ってきた母が帰ってくるなり、「ああ! びっくりしたぁ!」を連発。
ん? 何があったの?と聞いたところ……

 

年末の郵便局は大忙しで、貯金業務はもちろん、郵便切手や年賀状を販売している郵便業務コーナーも長蛇の列。...
母は、貯金通帳の書き換え待ちをしながら、ぼんやりとその長い列を見ていたそうです。

 

母曰く「ちょっとしゅっとした(←つまり男前という意味)」三十代ビジネスマン風の男の人が、郵便業務の列にいて、ようやく順番が回ってきて、速達らしきものを出していたそうです。
処理が終わって、鞄を手に帰って行くのかと思った瞬間、
突然、その彼が目の前の局員(四十代男性)に向かって、

「ぼやぼやとふざけた仕事してムキー」と怒り出したそうです。


さらに、彼はカウンターにあったあるものをむんずと掴み、

「こんなもの置きやがって!」と叫ぶと、それを局員の眼前に突き出しました。

びっくり

 

はい。ここで問題です。彼がふざけていると怒って、むんずと掴んだものは何でしょうか?


………
ヒント、最近、郵便局や保険の窓口に置いてあるものです。
………


答えは……

 

はい。CAN友のみなさんなら、よくご存じですよね。

これです。乳癌用の触診キット

 

思うにですね、彼は待っている間、ずーっと気になってしょうがなかったんでしょうねぇ。

「あれ! な、なんだ…あれってCカップ、いや、Dカップぐらいかなぁ…うちの彼女のおっぱいより大きいかな、柔らかそうだなぁ。触ってみろだと…いや、違う違う、なんでおっぱいがあるんだ。そもそも恥ずかしげもなく公共の場に、こんなもんがあるから、俺は……ああ、触りたい、触って良いのか、本当に、本当にぃぃ」

 

と、頭の中がおっぱいでいっぱいになったんでしょうね。

で、つい怒鳴りつけたと。


彼はそのあと、おっぱいをドンとカウンターに置くと、悠然と去っていったそうで。
目が点になっていた局員さんは、一呼吸置くと、苦笑いを浮かべて、

「はい。次の方どうぞ」

と、淡々と処理に戻られたそうです。

 

可哀想に、そのサラリーマン君、もうその郵便局には行けないよね。