※9月4日のことです。

放射線治療に向けてのCT撮影を行う日がやってきました。


その日も待合室は治療着(ブルーグレーの作務衣みたいな)を着た人でいっぱいでした。

CT撮影は、治療室ではない別の部屋で始まりました。

注意点として言われたのは、これから続く治療では同じ姿勢を取ることになるので、無理があれば遠慮なくとのことでした。

とにかく、治療が始まってから姿勢を変えたいというのが一番困るらしく、自分が楽な姿勢を取ればよいみたい。
なので、腰に若干の不安がある私は、台に寝転んだとき、三角形のクッションを太ももの下に入れて貰うことにしました。足を伸ばすよりも楽だからです。

上半身裸になって、台に寝て形が決まったら、CTでの撮影とマーキングです。
CTは上から横から斜めからと全方向で撮られました。
マーキングは、(このときは)ブルーインクのペンでみぞおちと、両脇に大きく+と中心点にシールを貼られました。

ああ、これが噂のお絵かきマーキングかと思って書かれるのを辛抱していたのですが、脇を書かれるとき、こそばゆくて、笑ってしまいました。
だって、ぐいって力強く一発で書いてくれればいいのに、ちまちまと恐る恐る書くんですもの。よけいこそばゆいって。

 

敏感肌ではあるんですが、このマークは1週間後まで持たさないといけないので、シールを貼って貰いました。
その後、治療着を着てから、顔写真の撮影がありました。
治療相手を間違えないためにということで、納得はしたんですが、やはり顔を撮られるのって嫌なものです。胸の写真と一緒に保管されるのかと思うと余計に……。
(これ、後日、放射線科の先生に訊いてみると、カルテと同じくネットには接続していないデータ管理なので漏洩の心配はないとのことでしたけどね)
この日はこれで終わり。
ともかく、一週間後の治療開始に向かって、準備完了って感じでした。