今日はちょっとお勉強をしに、こんなところに行ってきました。

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順天堂大学の日本医学教育歴史館 

日本の近代医学教育の歴史を学ぶことができる資料館です。
詳細はHPをご覧いただくとして……

ここで簡単なクイズです。
世界で初めて、全身麻酔で乳がんの手術を成功させた人物は誰でしょう?


はい。ピンポン。華岡青洲。

有吉佐和子さんの小説が何度もドラマ化されているので、ご存じですよね。
華岡青洲が行った医術については、ここの展示資料の中でも、大きく取り上げられていました。

それ以外に、乳がん関係で、目を惹いた資料を二つほどご紹介すると……
まず、1点目が1854年(安政元年・幕末ですね)の外科治療代一覧。

様々な外科手術の治療代が書かれてあったのですが、
乳がん手術代は、金千疋。

 (今のお金に換算すると、約87,500円だそうです)
その他の腫瘍摘出術も同じ値段。
痔の手術は半額。

白内障の手術代も金千疋で一緒でした。

もう1点が、超音波検査の装置。
いつもゼリーを塗り塗りして検査してもらう、あの装置ですが、なんと、日本が世界に先駆けて作ったそうです。

それも、元々は魚群探査機の技術が応用されて生まれたんですって。
なので、最初の試作機は、水の中に人が入った状態で超音波をあてて反射させたんだとか。
そのうち、水の入った袋を胸にあてて、超音波をあてる方法が編み出され……そして、今のゼリーを塗り塗りになったそうですよ。

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