【本日のレジリエンス 第268弾】

 

◆テーマ:値上げは客数減につながるの?

 

今回のテーマについて結論から言うと客数減になりうる要素ではあるが絶対ではないという回答になります。

(なんじゃそれ!!(# ゚Д゚)と思わずに最後までお読み願います…(^▽^;))

 

今日読んだ記事に「客離れの続く丸亀製麺がまた値上げのワケ」というタイトルのものがありました。

「丸亀製麺」の画像検索結果

その記事の著者は「値上げは客数減になる」と言っています。

「業界の盟主として君臨してきた丸亀製麺の客離れの原因のひとつは値上げだ!」や「客の移ろいが激しい飲食業界では値上げは鬼門だ」、「丸亀製麺では広告宣伝の負担が重くなっている。トリドールHDの利益は大きく減少している。19年3月期の営業利益は、前期比69.8%減の23億円と大幅な減益となった」などコメントしています。

「売上だうん」の画像検索結果

そこで自分も「トリドールホールディングス※丸亀製麺の親会社」のホームページで数字の確認をしました。

すると、客単価は4月、5月と昨年比を下回っているのです。確かに「売価変更」と「客単価の変動」はイコールとはなりませんが、このことから値上げによって客離れが起きているというのは一概には言えないのではないかと思います。だいいち5月は客数は前年比122.6%と伸びています。これも昨年の5月が異常に客数DOWNしたのに対しての比率になるため通常の数字でも跳ね上がることにはなりそうですが、昨年5月の客数昨対が91.0%に対し、今年は122.6%と考えると客数減は一時的かもしれませんがストップさせています。(すべて率で記載されているため実数が読めませんので予測でコメントしてます。)

 

このことから、「値上げすると客離れする」という理論は成立しなくなります。

また、「広告宣伝費の負担が重くなって利益減少に影響している」と記載されていますが、5月度の売上UP・客数UP要因にテレビCMの放映が報告されています。

 

利益につながったかどうかは決算短信で発表されないと分からないですが、売上UPと客数UPは利益UPにつながる非常に大切な要素だと思います。

 

経費を下げたり、粗利率を上げたりして利益を生み出すことは出来ますが、それは一時的なものだと思います。

客数が下がっていく企業に未来はないでしょう。

「未来はない」の画像検索結果

そう考えると、値上げをしても商品やサービスの質が高まったり、商品PRが上手くいけば客数は伸びます。

むしろ利益度外視で値下げ競争のほうが危険な気がします。

 

著者は「…再び値上げに踏み切ったということなのかもしれないが、ますます客離れが加速するおそれがある。」とコメントしていますが、自分は商品力によってどれだけでも客数UPは狙えると思っているので、自分も丸亀製麺の今後を見守っていきたいと思います。